熊谷・水よしの旅 (3部作の内の②)
釣れんジャーは東松山市島田鯉池探索を果たした訳だが、釣りたい心は抑えられず、
東松山を後に、小川町~寄居の旧道を走った。ただ鯉池は見つからなかった。寄居を
過ぎると時間は3時を回った。もう鯉釣りはできない。通常釣り堀は午後4時までなのだ。
釣れんジャーは釣りを諦め、すっかり途中下車の旅気分。すでに道の駅巡りを堪能し
ていた。小川町は和紙の紙すきで有名だとの福島君の解説で入ったのだが、農産物も
なければ、ソフトクリームもない。和紙の色紙だとか、和紙の・・・。何にも楽しくない。
これはダメだ・・・次は花園の道の駅。食べ物やらそば粉、米粉、ニガウリやら何やら・・・
楽しい・・・園芸コーナーに行くと白メダカやら鈴虫やらも売っているが、観葉植物が
メチャクチャ安い。楽しい。私は観葉植物、福島司法書士はデコポン苗木を購入しよう
かどうか真剣に悩む始末。(15分位悩んで、結局買わず。100年一度の不景気を肌で
感じた。)
メンチカツだけ購入しようとしたら、メンチカツが売り切れと言うブサイクな結果で、
ニラヤキと言う回転焼きのお好み焼き版みたいなヤツを買ったのだが、これが最悪。
味がない。味がないクセに4個も入っていると言うプチ拷問セットを購入して、一路熊
谷に行く。
ついこの間まで暑さ日本一だった所だ。アツイぞ熊谷。八木橋デパートの前を通り
ホルモン焼きで有名な水よし本店の見学に行った。16時前だが、開店はしており、
異様な眼光のオヤジ達が数人、皆外を向いて食べている。
福島司法書士は昔、熊谷で銀行員生活をしていたので、吸い込まれる様に店内に
入ってしまった。ここがかの有名な『水よし本店』かと私も感慨無量で、わくわくしなが
ら店内に入った。
肉はホルモンばっかり。ハラミが肉らしい肉でその
他は、カシラとかハツとか。凄い。凄すぎる。
カルビなどはないのである。目の前に置かれたのは、ボロボロの七輪と、ひんまが
った網。『明日のジョー』に出てきそうな・・・がぴったりの店内だ。なぜ、そうなのかな
とグルッと店内を見回して出た結論 あの目パッチのオッサンみたいな、ヤサグレ
オヤジが一人で黙々とホルモンを食べてるのだ。(そんなオッサンが何人も居た。)
注文を済ませて、モツが出てくる間、ギャル系の定員が『マスター、この辺で、キレイ
でお洒落なクラブな~い』と大声で語っていたのに卒倒しながら、モツを待った。
ド~ンと登場したのは、なかなかのボリューム。 タンから焼きはじめる。噂に違わ
ずウマイ。(タレは私には少し辛すぎた。辛い目が好きな人にはグッドだろう。)
ハラミもうまい。ナンコツ・・・こいつが私にはNGだった。噛み切れない。ガリガリやっ
ている内に、七輪の熱と、熊谷の暑さが私に襲いかかる。・・・ン 入口の窓はあい
かわらず全開。換気扇は何台もがブンブン回る。夏の暑さを乗り切る為に熊谷では
ホルモン焼き屋が全盛だと聞いていたが・・・クーラーなしの七輪ボーで、我慢大会
の様なホルモン焼きなのだ。スタミナをつけるためにホルモンを食べるのだが、この
灼熱で、みるみる体力が奪われていく。太めの私は、ナンコツと格闘している間に、
ノボセてしまった。頭がクラクラする~ と口をパクパクさせながら、ご馳走様をして
しまったので、二人でホッピーとウーロン茶2杯付きで4000円ちょっとと言う破格の値段
で済んでしまった。
熊谷水よし本店は体力自慢の方と辛めダレが好きな方にはオススメホルモン焼きだ
と思う。夏場は特に灼熱対策をした方が良い。今どき凄い店だと思う。
この後、車内の冷房をギンギンに効かせて、一路、行田に向かった釣れんジャーで
あった。(行田編に続く)
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