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島田鯉池・報告記 (①本編、②熊谷水よし、③行田探訪)3部作

 福島司法書士といっしょに、戦隊モノの『ゴレンジャー』ならぬ『釣れんジャー』

を結成して、ネットで検索した結果、埼玉県で最も鯉の釣り堀として自然の風情

を残しているだろうと思われる『島田鯉池』に探検に出かけた。

 にわか雨で濡れた路面を踏みながら、一路東松山へ。ETC割引の影響が大き

く渋滞らしい渋滞もなくバイパスをズンズン進む。小一時間ほどで東松山市内に

乗り込んだ。法務局がこの通りだから・・・と『釣れんジャー』にあるまじき、現実に

引き戻す生々しい言葉を職業病の様に語る司法書士を助手席に、旧道を進む。

 東松山の旧道は驚くほど昭和を色濃く残しており、この街並みが我々をゴレン

ジャー気分にした所で、ナビがあと800mと告げた。心臓がバクバクし、さぁ現地

はどうなっているでしょうか。004_2 003_2

微妙でしょ。この写真。池がなくなり、マンションに

なってしまったか・・・と思わせる新しい建物があっ

たので、ギュッと心臓が握りつぶされる様な痛さを感じたけれども、とりあえず池は

あった。ただ半分しか水がない。・・・雲行きは怪しい。釣れんジャーの二人は、フェ

ンスをくぐる事は出来ないと判断し、ぐるっと池の外周を周った。

005_2 ネット上にあったこの池の看板がない・・・閉鎖したのだ。

それで半分水を抜いたのであろう。残念。島田鯉池入口の看板の

横に真新しい東松山図書館の第3駐車場の看板が立っている。

ここも爺ちゃんが亡くなるか何かで閉園したのか、数年前の鯉ヘルペスでやられた

のか・・・、ネットには5年前までは間違いなく営業していたと思われる記事が出てい

たのだが、閉鎖に追い込まれていた。

 釣れんジャー結成前日、実は驚くネット情報を目の当たりにしたのだった。

 私が子供の頃行ったことのある釣り池の内、加西釣りセンター、猪名川パッチ池

、甚兵衛池、若竹池、恵我之荘新池、等の釣り堀が全部、この2~3年の間に閉鎖

されてしまっていたのです。それぞれ面白い釣り池だったのですが、おそらくは後継

者問題、固定資産税等の税金問題、釣り人口の減少(ルアー、フライフィッシングの

台頭による、鯉釣り人口減)、鯉ヘルペス、池の管理問題(鯉は池の堤防を壊すので)

等、維持運営がかなり厳しくなって行ったのだと思います。

 そんな訳だから、きっと埼玉県で唯一と言っていいこんな良い池がまだあるのです

が、島田鯉池は閉鎖していた・・・と言うのが釣れんジャーの報告・・・と言う第1回目に

しては悲しすぎる結果になってしまいました。

 このブログが出た暁には、鯉釣り師達が島田鯉池で悲しい思いをすることはなくな

るだろう。(実は仮想釣りを釣れんジャーの二人は頭の中でしていたみたいで、鉄ちゃ

んの廃線めぐりの旅みたいで案外面白かったのですけどね。)

 釣れんジャーはまた、新たな任務の遂行を目指し、日々トレーニングに明け暮れる

のであった。イー(ショッカーかこれは・・・)

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