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シリーズ・戦争・・・核の抑止力議論

 昨日NHKで『戦争』について有識者、外国人、一般人を含めて討論をやって

いた。タカ派と思われる方々は概して、気分を高揚させて好戦的なお話しぶり

であったように思う。

 『核』について抑止力の為に持つべし、又は米国の核の傘に入っているべし

と言う考え方に対し、持たない・・・と言う考え方。核は持たないが通常兵力を

レベルアップすべし、という考え方等々があり、それぞれ大変参考になった。

 北朝鮮問題があるから、有事の事態を考えて・・・という事だろうが、私は、

『持たない派』だなと感じた。核というから大変なのであって、近所にヤーサン

がいて、彼らがピストルを持っているから、私も持たなきゃ・・・と考えるかな、

と考えたのだ。銃社会ではない日本は銃が氾濫しても、護身用に銃を持たな

きゃと考える人はまれで、大半は持たないと回答するのではないだろうか。

 今だって一部の人は銃刀法に違反しながら、銃やナイフを持っている訳で、

そんな彼らは、銃刀の保持を正当化するべく論陣を張るだろう。

 持てば使いたくなる、又誤って使ってしまう場合が出てくる。米国では子供が

間違ってだとか、暴発して死亡事故が発生し、銃社会への批判を日本のマス

コミはこれだけするではないか。日本は国民性として一人のカリスマについて

行ってしまう傾向にあり、国際摩擦が激しくなるなどの要因が将来生じれば、

国粋主義になりがちな国民性を持っていると危惧する。そんな国民性を保有す

るのであるから、持たないのが一番いいのだと思うのだ。原発の管理なども十分

とは言えない中で、核を管理できるのかと言う疑問もある。自衛隊が管理をした

結果、自衛隊の為に犠牲になるケースも出てくるのではないか。潜水艦や巡洋艦

ですでに、事故が発生している。イージス艦の秘密漏えい等の問題があり、またス

パイ活動も日本では盛んで、ものすごい量の情報が抜かれていると聞く。

 テロの問題も顕在化し、どうやって原発や、将来保有する核を管理するのか・・・

といった技術論もあるのではないか。

 核を持つ議論をするのは構わないと思うが、管理面等にも十分配慮した上で

なされるべきだと思いました。

 また核を持つべきだと主張する若者や自衛隊幹部の方に対して、長崎の被爆

者の方が、一度長崎・広島の資料館を訪れて、その眼で見て考えた上で発言を

して欲しいという意見にも、唯一の被爆国として十分に耳を傾けなければいけな

い問題だと感じました。

 NHKのアナウンサーが、核について、これだけ多くの方々がそれぞれに主張し

あって討論した番組は過去あまりなかった・・・と言っていたが、タブーを設けず、

議論をして行くことはとても大切な事だと感じました。終戦記念日の昨日、かなり

の時間を割いて放送したNHKは立派だと思うし、志方さんをはじめ、いい有識者

が出ておられたと思います。終戦記念日だから、1年に1度はこんな事を討論して

もいいのだと思います。『蛍の墓』を毎年放映しているのも同様の理由でいいこと

だ。私は今年は見なかった(見るのが辛い、重い内容だし、毎回見ると号泣します。

見ることそのものが大変な体力を要します。)が、テレビ局は今後も毎年放映する

努力をしてほしいです。

 広島・長崎の日、そして終戦記念日にそれぞれ本ブログで戦争に対する記事を

書いたが、その結びとして本ブログを書きました。

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