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続河童のくぅと夏休み

 妖怪・・・河童や座敷わらし・・・は今も、居ると信じられ、河童=遠野、座敷

わらし=盛岡の菅原別館は、現在もたくさんの観光客を呼び込んでいる。

 座敷わらしは出会った人を出世させるとされており、今もここの部屋を予約

しようと思うと何年先の予約なのだそうだ。

 地震や集中豪雨による災害と言った大上段の自然の脅威は、八百万の神

様達の中でも、かなり偉いサンの神様のなせる技なのだろうが、小豆洗いだ

とか、かまいたち、ひざカックン(と言う妖怪がいるかどうか知りません)ぐらい

が身近に居ると捉えられる神経の方が、『地球の中の人間』『歴史の中の人

間』と考えるならば、むしろ健全なのでは・・・と思っている。第二産業の大ケヤ

キは切らないで残す・・・と言う感覚を失っちゃうと、めちゃくちゃな開発をしてし

まうと思うのだ。『河童のくぅ』は竜神沼が無くなった事に失望はしたが、新たな

土地を目指して生きようとした。『もののけ姫』にも同じようなテーマがあった様

に思う。畏怖の念を抱く妖怪に、自然を大切にと言わせるのも映画作品であれ

ば『隣のトトロ』の様に、何もそんな事は言わなかったが、逆にトトロの森を守ろ

うと言う住民運動で自然が残ったところもある。残す、残さないでなく、本当は、

自然と共存できる方法を模索し、自然に畏怖の念を持ちながら暮らす方法を

見つけられれば素敵なんだと思うんだけど・・・ね。

 そういえば、『トトロ』は東村山~所沢周辺のお話し、『河童のくぅ』も清瀬・東

久留米周辺のお話しだ。自然がまだ残り、昔の農家が今も残っている町だ。

 さいたま市見沼区にも大和田周辺や、緑区大間木周辺には立派な門(人が

住めるほどの門)のあるお家が残っている訳で、妖怪を軸とした町おこしができ

ないものかなぁ。何も境港(ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさん)だけが妖怪スポ

ットじゃなく、妖怪は人の暮らしの身近な所に居たんだと思うんだけどな。町を

壊したところは妖怪が新天地を求めて居なくなっちゃった所。そしたら適度に

壊れていないさいたま市緑区、見沼区や三多摩地域は連携して、妖怪町おこし

を訴えかければいいんじゃないかな。河童のくぅやトトロも喜ぶだろうになぁ。

 フレーフレー、妖怪 フレーフレー、さいたま市(見沼・緑区)

  河童のくぅちゃん、お幸せにね

 

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