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盃の向こうの笑顔。そして・・・。

 先日、とあるお客様から厳しい一言をいただきました。

 弊社がご紹介させていただいた設計士の先生との打ち合わせの際、大半の設計面

はとても満足できたのですが、事務所入り口のカッティングシートのロゴがどうもしっくり

来ない・・・とお話しになったそうです。設計士はそこでムッとしてそれならば原案のデザ

インをそのまま使いましょうか・・・とやったそうなんです。お客様の機転でその場はそれ

以上どうこうはなかったのですが、盃を汲み交わした際に、あれだけが・・・とお話しいた

だきました。とてもいいデザインだったので大変気に入っていただきいい先生を紹介い

ただいて・・・とお喜びいただいておりましたから、高い満足度の中の一点の曇りをご指

摘いただいたのだと思います。とてもありがたいご指摘ですぐ設計士に改善する様に指

示した次第です。

 えてして設計士やデザイナーと言われる方々は自分の作品に疑念を向けられると

ムッとされる事があります。ただ最も大切な事は施主さんの満足度であり、疑念があっ

たとすれば、なぜそうしたのかきちんと説明してご納得いただく努力をすべきだと思い

ます。安くないお金をお支払いいただいて設計を委ねられたのですから、120%の満足

度をご提供してこその一流の設計士だと思います。お客様はお値引きを要望したから

・・・とお話しされ申し訳なさそうにお話しされておりましたが、値引きの有無が問題なの

ではなく、やってください、やりましょうでお互いが納得して、設計を受託したのだ

言う事なのです。設計士やプログラマー等の理科系の方、特に自身の作品に誇りを

持たれている方に多いのですが、自身の自尊心>お客様の満足度 ではなく、やはり

≦でなきゃいけません。≦のイコール部分が最も大切で、説明する努力でお客様が納

得される様なご説明をしっかりしてみればいい。ただご納得いただけなければ、それは

お客様のご要望が優先です。理由があって設計士が設計したことも分かるのですが、

120%の満足度が、今後の愛着を産み、結果としてその設計士の名前を有名にしてい

くのだと思っています。ここでも win-win が成立するのです。低い位置で win-win を

形成するのでなく、最も高い位置で win-win の輪を作りたい。そう思うからこそ、設計

士の先生にもご忠告させていただいた次第です。

 このお話しをいただいたお客様が盃を交わす場を設定していただき、その際に出た

この発言にはとても愛情が感じられました。この愛情に報いんが為に設計士にもお話し

をし、設計士も真摯に反省してくれましたので、とてもいい輪が出来たのではないかなぁ

と思いました。間もなく工事も完了しますが、早く完成した現場が見たいなぁと思う今日

この頃です。

 いいお客様と、いい設計士、いい職人に恵まれてとても幸せな気持ちで盃を煽るこ

とが出来ました。

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