« 東浦和のおいしいお店・・・香蘭 | トップページ | 東浦和中央公園の1ショットから徒然なるままに »

土地の値下がり・・・いつが買い時か

 土地の値下がりが続いています。先日の基準地価の公示でもそれが証明されました。

それを受けたニュース番組では、さいたまの住宅展示場で今、TVCMに力を入れている

アキュラホームが取り上げられていました。ハウスメーカーの高額な建物を必須条件に

しても土地値が下がっているので、3000万円以内で十分さいたま市内で土地建物が購

入できますと言うものです。更に、大手建売メーカーでやっている500万円、700万円の

建物ならば、北浦和駅徒歩圏でも住宅購入が可能だ・・・と言うものもやっていました。

住宅の2本立てのニュースです。

 地価の下落で埼玉県内の売れ筋物件が、どんどん東京を目指して南下しています。

通勤で何時間も苦労をしなくてもいい物件が持てるのはとてもいい事です。ニュース

では、ご夫婦共働きで、理想の家が現実味を帯びてきてより貯蓄にがんばれます

と放送されていました。

 ここまで地価が下がるといい物件がご購入できますよね。景気が悪くなっていますか

らローンの返済でご苦労される事もあるかと思いますが、景気の良し悪しと地価の上下

は連動しています。高額なお買いものゆえ、やっぱりお安くお求めいただいた方がいい

ですよね。ローンの金利分もバカになりませんし。さて・・・いつがご購入にとっていい時

なのでしょうか。高額ゆえ、やっぱり底値で買いたいと言う気持ちは分かります。ただ

不動産は同じ条件のモノが2つとないモノでもあります。いわゆるご縁のモノなのです。

ここいらが不動産購入の難しさなんでしょうね。

 さて今から過去5、6年を振り返りますと、ひとつの底があった様に思います。そこから

緩やかに土地値が上昇傾向にあったものが、リーマンショックの前後から ドンと下

がりました。 売ろうとされている方は大変なご苦労をされています。もうしばらく売る

のを見送ろうか・・・と言う方も中にはおられます。一方でどうしても売らなければならな

い方もいらっしゃる。値段は需要と供給が合致した値で決まります。そんな中で売主さ

んが売値を出しておられる訳で売主さん達は少しでも高く売りたいのです。景気がもう

少し上昇傾向になればやっぱり高い値決めをしたくなりますよね。景気が先行きど

うなるかが買い時か否かの生命線と言う事なのです。さて、しごく当たり前の事を書い

ておりますが、購入時期を点で捉えますと、縁モノで探すのが大変なうえ、時期まで限

定されると実は困った事がおこります。事実、5、6,年前の事を引き合いに出しますと、

たくさんの買えない方々を産出しました。どういう事かといいますと、坪例えば70万円

で今なら買えるモノが、上昇局面に入るとスルスルと坪80、90、100万円となってしまう

のです。30坪換算でも300万、600万、900万と上昇してしまうとそれに伴って収入はそ

こまでは上がりませんから、ローンが組めなくなって、プランが立たなくなってしまうの

です。一度安値で幻影を見てしまうと価格が上昇した後ではとても購入できなくなって

しまうのです。いい土地が見つかった際には、それが買い時と不動産の場合言われ

るのはその為なのです。

 縁のモノと言う側面が曲者なのですから、『底値圏』と言う概念を持たれるのが一番

いいのだと思います。実際には収益還元価で測れとか何とかいいますが、それだって

完全ではないのです。未来は予想困難です。今、政権が代わって、ちょっとドタバタが

あるかなぁ、でも民主党もしっかり頑張っているなぁ。期待値では及第点かなぁ、さて

景気は、もう既に皆さんご苦労の時期が長いなぁ、世界経済も危機は脱したと言う記事

がチラホラ見かけるなぁ・・・こんな所が皆さんの景況感ではないでしょうか。景気は波

です。大きな引き潮も必ず上げ潮に転じます。100年に一度の引き潮があったとされて

いますが、いつ上げ潮に転ずるのか。二番底、底が抜ける⇒更なる引き潮現象が起こ

るか否か・・・と言った事をご自身で判断するしかありませんが、底値を点でとらえるの

は難しいにしても、底値圏と言う線にしたらどうでしょうか。売主さんが更に土地を下げ

て売る事態になるのかどうか。もうそれほどは下げられないとするならば、あとはその

厳しい状態がどれだけ続くのか・・・と言う事になりますね。そういう意味では、今は底値

圏にあり、その為にニュースなどでも取り上げられているのではないでしょうか。

 収益物件を買われている方々は収益還元価で、10%~13、15%などと目標にする指数

があり、それが実現できる価格ならば、買い時となるのでしょう。事実現在は10%前後

で回る物件もチラホラと見受けられ、それが飛ぶように売れています。埼玉県の場合

は金融機関がアパマンローンを出さないのでなかなか動きは渋いですが、それ故に

需給バランスは、供給過多と取られ、更なる高利回り化の傾向が見られます。いわ

ゆる超買手市場が形成されています。これがどれくらい続くのかは分かりません。

亀井金融相の発言、行動力も注視して行く必要がある様に思います。しっかり見極め

ながらよりよいお買いものをする様に心がけてください。私どもでもそれを応援する

様にしっかり対応して参りますので。

|

« 東浦和のおいしいお店・・・香蘭 | トップページ | 東浦和中央公園の1ショットから徒然なるままに »

不動産投資」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 土地の値下がり・・・いつが買い時か:

« 東浦和のおいしいお店・・・香蘭 | トップページ | 東浦和中央公園の1ショットから徒然なるままに »