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変えていくもの・変わるもの

 兼業大家さんが求めているものとは何なのだろう。また賃借人が求めているものは

何なのだろう。案外、この両者には共通の利害関係(もちろん相反するものもあります

が)がある様に思います。住むところを提供したい、また借りたいというニーズ。一度

住まうと引越しは大変ですから、長く住みたい、長く借りてもらいたい。賃料は、高く

貸したい、安く借りたいで相反しますが、経営を安定化させたいと言う大家さんの思い

を勘案して落ち着くところに落ち着くように思います。やっかいなのは、ここに管理会社

さんが入ってくると・・・。なんですね。昨日、更新料は合法との司法判断が新たに出た

様ですが、更新料の入る先は・・・。なくしたら貸したい側と、借りたい側は・・・。色々

と考える事がありそうです。地域によっても差があるのだそうです。ただこの差と言う

モノも、どうやら貸す側、借りる側の問題ではない見たい・・・。ムムムです。世の中は

安いだけではどうやらダメで、(消費者の眼が肥えてきたということ)価値があって、

なおかつ納得感のある価格のモノに消費が集中する傾向がある様に感じます。

 さて不動産に置き換えて考えると・・・いかがでしょうか。売買に関しては、案外価格

は敏感に上下しておりますので、今が買い時・・・、また、もう少し様子を見て・・・など

と消費者が ウ~ンと頭を悩ませて高額なお買い物をしておりますが、賃貸はあま

りそんな事がありません。既に大家さん側では、かかった総額があり、ローンなどの

返済があるのでそうそうお家賃の額を減額できないと言う強い思いがありますから、

なかなか世の中の景況感とは連動しない様です。ただ周りが徐々に下げに転じ

ますと渋々下げに応じている見たいですね。さて、世の中の企業さんと、大家さん

はどこがどう違うのでしょうか。確かに不動産業は経費項目が少ないので、削減

しようにも削れないヨと言われるかも知れませんが、本当にそうなのでしょうか。

 無駄なお金をかけていないと胸を張って言えますか。それを言う先は、もちろん

賃借人さんに向かってです。大家さんが無駄にしたお金が、まわり回って賃借人

さんの高額家賃に繋がって行くのです。さて、表題の『変えていくもの』。何を言い

たいのかご理解いただけたでしょう。これを同一エリア全体でやられたら、結果

として、全てが従わなければ、淘汰の対象になってしまうのです。出る釘は打たれ

ると申しますが、時代の半歩先を歩くのがビジネスの鉄則不動産業はとても

古い業界ですけれど、その古さを時代が許さなくなって来ていると思います。

 既に懸命な大家さんや、一部の win-win 志向の管理会社さんでは、模索が始ま

っておりますけれど、それがその内、大きなうねりになってくるでしょう。

 さて兼業大家さん。時代の半歩前を歩くにはどうしたらいいのでしょうか。いろいろ

施策はあるように感じます。それをそろそろ検討しませんか。

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