金融機関指南④
個人取引の場合はどうでしょうか。給与振込口座がある銀行に税金や公共料金の
引落しを設定されているケースがほとんどだと思います。そういう意味では給与振込
を設定している銀行がメインバンクなのでしょう。住宅ローンなどの借入が発生した
場合には、その支払いが大きなウェイトを占めますので、そちらにメイン取引を移して
・・・と言う場合が多いですね。信金さんやJAさんだと、そうする事で金利のディスカウ
ントをして貰えるケースもあります。銀行員時代に読んだ本では、メイン口座には平均
すると数百万円の歩留まり預金が発生するので、お金を集めてもらう口座を作っても
らう事と書いてありました。お年寄りの年金受取口座は殊にその傾向が高くなるので
どの銀行も年金のご相談窓口とか、相談日を設けて、年金受け皿の指定に一生懸命
なのです。
ただ個人のお借入(ローン)に関しては、法人の様にはなかなか行きません。住宅
ローンならばまだ一律でどこも積極的な対応をしていますけれど、アパートローンや
その他の事業性の個人ローンになると対応はまちまちになります。殊に当社のある
埼玉県はなかなか事業性のローンが出ないエリアになります。それは埼玉りそなさん
と武銀さんがなかなか渋い対応をしているから・・・と言う一語につきまして、千葉銀さ
んや横浜銀行さんはまだアパートローンに積極的なのですけれどねぇ・・・。
アパートローンの融資を対応してくれた銀行さんには、給与振込や公共料金のメイン
取引を集めて、滞留しているお金などがあった場合には、ぜそ定期預金等も作ってあ
げてください。お金がある事が分かっている方には、銀行はお金を貸しやすいのです。
そう言った演出をする努力も心がけた方がいいと思いますよ。
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コメント
大変勉強になりました。
これからも役立つお話を聞かせてください。
楽しみにしております。
投稿: 巨べら師F | 2009年10月 9日 (金) 17時22分