金融機関指南⑥
法人・個人ともに今回は融資を受ける際の注意点について語ってみたいと思います。
まず知っておいていただきたいのは昨今の金融機関の相談能力が随分と下落してい
る、と言う事です。その上で銀行員さん全員が審査能力を有しているのではない、と言う
事と必ずしもメガが優れているのではなく信金さんにも優秀な方々がいますよ、と言う事
は知っておきましょう。中には『のれんに・・・』や『ぬかに・・・』系の人たちがいらっしゃい
ますし、そもそも融資窓口(部門)は減点法で評価されてしまうポジション故に、何もやら
ない主義の人たちが確実にいます。そんな方たちと通常のロールオーバー資金等の
借入相談ならいざ知らず、今後の命運をかけた設備資金や、個人の資産形成の為の
ローンを相談しに行ったのでは辛いですよね。相手もいろんな仕事を処理しながらの
応対ですから、きちんとアポを取っていくのは当然の礼節だと心得て、一度面談が
始まったら、こちらの説明はしっかりしながら、相手の対応もしっかり観察しましょう。
必ず立ち居振る舞いに表れますから。本人の取り組み姿勢が。その中でこの人とな
ら・・・と言う担当者さんを決めると言う事が案外大切な様に思います。法人の場合は
お取引の継続性も大切ですから、なかなか取引銀行を変更するのは容易でないです
が、個人の場合は比較的、変更がしやすいです。変更した銀行に取引を集中させて
メインバンク化しますと次の資金も出やすくなります。(そもそも借入金利そのものが
下がる場合などもありますよね。)
銀行は護送船団方式と呼ばれていた時代もありましたが、それも今は昔の物語。
自分に合う銀行、担当者さんを探すのも案外楽しい事ですので、ぜひそれを厭わず
に、複数の銀行に融資相談に行きましょう。その際の資料の準備についてはまたの
回にいたします。銀行の取り組み姿勢がどうこうと言うお話しやセミナーもありますが、
それはあくまで情報のお話し。自身にとってどうなのか・・・と言う事が大切なはずです。
しっかり情報は持った方がいいとは思いますが、戦略から戦術に落とし込んで、戦うの
はあなた自身ですから、しっかりと眼の前にいる方や、その奥に居る方々にアンテナを
向けて観察・観察です。 最初は不安もあるでしょうが、すぐに慣れますよ。銀行員
さんも一見さんの場合は緊張と言うより、警戒心であなたを観察していますので、アポ
をとって、相手の警戒心を突破できるようなプレゼンをしたいものですねぇ。
これって楽しい事なんですけれど。ぜひ一緒に銀行巡りをしませんか。きっとご自身
にノウハウが蓄積される事請け合いですけれどね。
あなたがいつか話してくれた・・・バンクを僕は・・・バンク巡りのバスは走る~♪
楽しいと思ってぜひ、金融機関取引も構築しましょう。
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