M-1に思う
M-1の決勝戦が昨日あった。バンクブーブーと言う2名がM-1チャンピオンになった。
私個人としては『笑い飯』は今までも知っているし、昨日のネタの部分でもイケタかな
と思ったから、ちょっと残念だった。ノン スタイルが敗者復活で上がって来た時には、
2年連続かなとも思ったけれど、上位3位の中でのネタの出来では確実に3番目。1・2
位についてはどうかな・・・と思いましたがねぇ。今年は該当なしでもいいのかな・・・と
思える程、突出感がなかった様にも思います。M-1そのものに飽きた感が出て来たの
かな・・・。お笑い界、殊にタレント部分・・・エンタ部分と言いましょうか・・・は新鮮さだけ
のTV業界の使い捨てが激しくてなんとなく嫌な感じが私にはあります。ギャラの安い内
だけの使い捨てとでも言いましょうかね。長く見ていても飽きの来ない芸人さん達が登
場してくれるといいのでしょうけれど・・・。リンカーンにレギュラー出演している芸人さん
達だけが残って行くのでしょうかね。それ以外だとウッチャンナンチャン、オセロ位かな。
バラエティ枠はこれから縮小していくのでしょうね。
一方、落語界は活躍目覚ましい。いい噺家さん達が出て来ました。鶴瓶・志の輔・談春
昇太師匠達がいいですね。またこれに続く人達も頑張っています。最近、落語会のチラシ
などもよく見かける様になって来ましたしね。若手と言われる人達の努力もあります。
笑点メンバーの落語は(昇太さんは除く)、あまり面白いと思った事がありません。楽して
テレビに出て苦労の後がないからでしょうね。総じて立川流にいい噺家が出ているのは
その表れではないでしょうか。舞台を自分で勝ち取らねばならなかったから、話術が
磨かれた。ただそれだけ。これが今のエンタの若手にも表れていて、一人前になる前に
ちょっとだけ売れても、その後が続かない。一発屋になってしまう・・・と言う現象になって
いる。最近殊にいい芸を見せる様になったのは鶴瓶さんだと思います。落語・映画は
元よりバラエティでもしっかり下調べをして出て来ます。スジナシなどもいいですね。
芸の幅をつける。鶴瓶噺は人情話がいいと昔から言われていましたが、最近ではチ
ケットがとれない噺家さんになってしまいました。上方落語協会副会長・・・なかなか
やりまんな。若手の方々も鶴瓶師匠を見習って欲しいモノです。
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