通訳
ここ数日間で不動産投資をされている方々と、そしてメガ・地銀・信金の行員さん達
とお会いする機会がありました。投資家さんチームは借りたいんですよね・・・とお話し
されています。一方の銀行員さんチームは借りてもらいたいんですよね・・・とお話しし
に来店されます。ですよね・・・と私が申し上げて、双方の手と手をガッチリ握手して
いただく事ができるはずなのですが、なかなかにこれが難しい。
さてそれはなぜなのでしょうか。私は元都市銀行で渉外課長をしておりましたので、
銀行の思考回路も分かりますし、不動産分野にも6年おりますから投資家さんチーム
の考えも理解できます。貸したい・借りたいは同方向のベクトルなのに、投資家さん
チームからは『敵対勢力』みたいな扱いをうける『銀行員さんチーム』を気の毒にも
思います。銀行員さんチームは悪くない・・・と言うとちょっと違います。雲行きが
怪しくなってきますね。説明・表現の仕方が上手じゃないのです。先の金融不安・
公的資金投入後、金融庁は銀行経営に大きな影を落としています。何か銀行が発言
しようにもダメですと影に日向に発言し、銀行員さん達は十字架を背負わされて
仕事をしています。銀行員さん達は総じて器用で理解力がいい。だから金融庁言語
の日本語でお話しをするのが上手になってしまいました。そこに誤解を産む原因が
あります。だろ~、だから銀行はダメなんだよと言う投資家さん達もちょっと違いま
す。投資家さん達は個である事が多い。個は悪い事ではありませんが、相対的なご
自信の経営についての理解や、それを表現するのに慣れておられない方が多く、それ
故に理解されないケースが散見されます。ここで理解されない場合、すぐそれを『抵抗
勢力』として、ご自身の努力を辞めてしまう場合が多いのです。これはこれで問題です。
こう理解しますと、弊社の仕事は双方の『通訳』と言えるのかも知れません。本来は
投資本(殊に金融対策に重きをおいた本)はこの通訳を念頭に書かれなければならない
のでしょうが・・・恨みつらみや偶然の産物をオーバーに書いたりしているものがたくさん
ありますね・・・。困ったもんです。
アパート経営は、①取得まで、②不動産経営、③出口戦略が大きく分類するとあると
思います。(この他承継などもありますが) ここでは①にスポットを当てましたが、②、③
についても当社はお役に立たねばならないと考えております。その全てにおいてオンリー
ワンにならなければ会社を設立した意味がないですからね。
②についてはこれまで色々とここでも書いて来ておりますので、本稿では省略しますが
また日を改めて書いてみたいと思います。本日はこの辺で・・・。
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