就職難
景気が一向に良くならないとニュースで騒いでいます。新卒の就職率も大学によっては
8割止まり。まして高卒者にはとても厳しい春になりそうだ・・・との事だそうです。就労意欲
はあるものの働く所がない。これでは学生諸子は浮かばれない。そもそも学生の大半は
具体的なイメージを持たずに就職し、就職してから企業に育てられて社会人になって行く。
肝心の受け皿がないのだから社会人になれない学校卒業者がどんどん産まれてしまうと
言う事になってしまいます。これは大変困った事です。日本は少子化社会と言われて久し
く、ただでさえ少ない若者が高齢者を支える仕組み(年金等)になっているはずなのに、そ
の支えるべき若者が仕事を持たなければ支えられる人口にカウントされない。一部の
若者が未就労の同世代と高齢者を支えなければならないと言う社会構造になってしま
います。これはとてもゆゆしき問題ですよね。じゃあどうするんだ・・・と言われても具体
的な施策はない。経済が上昇傾向を示さねば解決策がないのでしょう。経済は波だ
と言われます。今は100年に1度の引き潮だから・・・と言うことなのでしょうが、通常は
極端な引き潮は津波が来るんだと思うんだけれど果たしてそうなるものかどうか・・・。
寅年は景気が反転するきっかけとなる場合が多く、それまでの不況の打開を求める
為に坂本龍馬さんのブームが来るそうです。一度閉塞社会になると遊びの部分がなく
なって社会が内向き志向になる場合が多い。経営においても間違いなくそうで1円の
削減に血眼になったり、売上を上げろとの名目でむやみやたらに営業をかけまくると
言った体力をより消耗させるだけの命令がなされる事が往々にしてあります。これで
は業績が良くならないんです。従来型の経営ではどうにもならないからは破天荒タイ
プの龍馬さんが求められる時代となります。龍馬さんでなくとも本当は会心の一撃が
1つあると社内にはいい刺激が産まれます。そうすると回復の糸口が見つかり、会社
がぐっと締まっていい方向に舵がきれるのだと思います。良くも悪くも経済は波。だか
ら待てば海路の日和あり・・・。ここで言う日和を持つ時にどうやって待ちますか・・・と
言うのが案外経営者の力量の様な気がしますがいかがなものでしょうか。
1つ1つの企業が集まった集合体が景気・経済なのですから、こんな時こそ自己中心
的な考えは辞めて今何をすべきかを考えて行きたいものです。もちろん学生諸子には
そんな悠長な事を言われても・・・と思うかもしれません。ただ世間の90%は中小企業。
そんな中小企業への就職には見向きもしないのも学生でしょう。相手の不備ばかりを
責め立てるのではなく、それこそ各人ができる僅かな事の積み重ねで経済を変えてい
くしかないんですよ。さぁ、今日も世の中、ヒトの為に何が出来るかしっかり考えて、
今日も一日頑張ろう
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