散髪
散髪屋さんが好きです。残念ながら我が母親は私をキムタクとか福山さんみたいな
男前に産まなかったので、あの散髪屋の鏡を凝視しながら、そこをこう切ってなどと言う
大胆な発言をしないで済む事になった。ただあの母親では逆立ちして産んでもキムタクは
産まれないだろうと思うし、メンデルが正しいと思う位、キャノンかリコーかと言う位に
精巧にコピーされた顔に41歳にもなるとなって来た。男も40歳になったら自分の顔に
責任持てってこれオカンやんけ
と思ってしまいます。我が母親の女系3姉妹は見事
に『姉妹ッ』と言う顔をしていますが、我がいとこを何人か集めてもフルハウスか4カー
ド位の実力派です。配偶者がいるはずですが、母方の血が濃すぎるのか、コピーが上手
すぎるのか・・・困ったもんです。
あれ、散髪屋さんの話なのになんで遺伝のお話しをしているのでしょうか。
散髪屋さんは気持ちがいいですね。頭をいじって貰うのってなんであんなに気持ちいい
んでしょうか。私が行っているお店は2つの特徴があり、1つ目はカルテがあるのです。
だいたい男は『前と同じで・・・』と言うでしょ。だから記録してくれているのです。揉み上げ
の形とか前髪は・・・など。これいいでしょ。それとマッサージが異常に長いんです。舌みた
いな形の椅子でベロの部分がビブラートするんです。これが気持ちいい上に、頭はもと
より手と肩までマッサージしてくれます。これが気持ちいいんです。だから散髪屋さん
に行くと私は寡黙になります。ほとんど話さない。別人になってしまいます。普段の私を
知る人が散髪屋さんでの行動を見たらビックリされるのではないでしょうか。話さない
と死んでしまうが如くにお話しをする普段の私とは全くの別人。これでいかがですか・・・
と鏡を開けて見せてくれますが、ほとんど見ずに、ハイ。イイデスヨ。と言ってしまう気の
弱さがありますからね。
散髪屋さんで嫌いなのは①洗髪、②顔剃りです。洗髪は苦痛です。前かがみがキツイ
からと美容室に一度だけ行ったのですが、サイズが合わないから全体重が首一点にか
かり三途の川の護岸が見えた事があります。顔剃りはもっと苦役です。あれ、こしょばい
でしょ。ククッと笑ってしまうのです。ジッとしてられません。社会人1年目の散髪屋さん
で思わず動いてザックリ切られ、血がドクドク流れている気配がして、ウワッ
と言う
オヤジの声と、メンタムの匂いがして一向に椅子を元に戻されない私がおりました。
白のタオルが真っ赤に染まっているのを見た時に、足がガクガクしてフヒャふひやと
笑ってしまった事があります。剃刀を顔にあてられるのは今も嫌いですね。
まぁ、年の瀬で散髪屋さんも混んでいて、来年もヨロシクと言う挨拶を耳にしますと
もう今年も終わりか~とセンチな気分になってしまいます。
と言うような今日この頃でございます。
| 固定リンク
« ラジオ | トップページ | 刺激・刺激のH2O会 »
コメント