モラトリアム法案
中小零細企業が困っているからモラトリアム法案で救済するんだ。これが亀井大臣
の当初の発言でした。だけどニュースでは大田区の中小企業の社長が『石にかじり
ついてでも返済猶予は言えない。言わない。』と悲しそうに発言しておりました。これは
リスケジュール(返済猶予)がF分類に仕分けされ、結果新たな借入ができなくなる事を
社長さん方は知っている事を意味します。モラルハザードは死刑宣告の壁に阻まれ生
じないのです。
ただ個人は違います。個人には新たな借入がほとんどない訳ですから新規貸出に
拘る必要がない訳で・・・。銀行に相談に行きやすいですよね。ところが・・・返済が滞
るとただでさえ融資係の敷居が高い上に、更に行きにくくなってしまう方がどうも多い
ようです。銀行も預金者からお金を預かって運用している立場がありますから、誠実
な対応を求めています。お金が返せなくなったらまずはこういう理由で返せなくなった。
どういう方法で今後返済をして行くかと言う協議を銀行にしに行くのが、借りた側の誠
実さ、信義則だと思います。これができていない方には、同情の余地がないですよね。
貸した側の身になってご覧なさい、と思います。ただしっかりと相談をして、返済履行
の努力をしている方は気の毒です。ここには大きな違いがありますから、きちんとした
線引きがなされるべきでありましょう。相談に行き、返済努力をする人は守られる余
地が増えた事はいい事だと思いますよ。そもそも銀行も前回の金融危機の際には
税金で助けて貰った訳ですし、この不況も国策レベルでの経済運営のミスと言う側面
もあると思います。官僚さん達が失敗した責任も取らずに更に天下り先を作ることに
一生懸命になっている姿はどうみてもダメですよね。彼らの仕事に納得していない訳
ですからね。高給を取ること自体が許し難いです。信賞必罰で責任者はやってもらい
たいのですが首相でさえお金の件で揉めている・・・。悲しい事ですよね。
大上段でお話しをするのはこれくらいでやめにして、個の話しをいたしましょう。
ご自身の財産はご自身で守る努力をしなければならない。その為には『情報』と
『知識』を持って、『誠実』に行動をしましょう。『何もしない』は実は貸した側に対して
信義則違反をしている事に他ならず、大変な罪を犯しています。これでは競売にな
ったとて文句は言えませんよ。財産を・・・家庭・家族を守る努力は家長の責任です
よ。時代の責任にしても何も決着しませんから、ご自身でできる事を粛々とされる
べきですよ。ローンアドバイザーなる職業の方々もいる事ですしね。じっと嵐の去る
のを待とう・・・じゃ駄目ですよ。
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