外食苦戦の決算状況
外食について本日は統計記事が出ていました。独身者を除く家庭における外食支出
額が前年対比で下回ったと言う記事です。外食についてはこれだけ不景気と言われ続
けているので当然だと思いますが、その中でもより価格の安い方、しかもただ安いだけ
でなく、安い+価格以上の価値・・・と言う方向に動いているそうです。
サイゼリアや王将と言った外食チェーンがそれを牽引しているとの事ですからなるほど
なっとくと言うところでしょうか。この2社は価格が安いのでコアなファンがいて稼働率が
落ちていないのでしょう。周りが悪化する中で価格に釣られて他に周っていた顧客まで
取り込んで行くので結果として一部外食だけが前年増の数値を残している。平均値とし
ては前年割れと言う事は、ダブルで客離れが進んでいる外食が多いと言う事なので
しょう。外食2極化論と言うものがありまして、アッパーな顧客、又は年数回しか行けな
い様な外食はあまりこの不況の波は受けていないそうです。年数回の贅沢は自身への
ご褒美と言う事もあるのでしょう、この回数が減っていない。(限界点まで既に減らして
いるのかな) 真ん中の外食が総じてダメで、最安値圏の外食は良好。トリドールの
丸亀製麺なども良好だそうです。最安値圏=ワンコイン(500円)と言うところでしょうか。
私は大阪出身なので王将と言わずも近所に中華料理屋さんと称してラーメンとかチャー
ハンとかワンコインで食べさせる店がポツポツとあってそこから出前を取ったりしました
が、関東で20年近く生活する中で埼玉県内はあまりそういうお店がありませんね。
王将に行かずともあんなお店が大阪にはほうぼうにあるんですよね。うどん屋さんも
そうできつねうどんなら400円程度で食べられるんですよね。玉子丼や親子丼、他人丼
当たりと組み合わせて食べたりね。『きつね』に対して『たぬき』はこちらで言う『きつね
そば』。こちらの『たぬき』はてんぷらのタネぬき⇒てんかすが乗ったうどん・そばなんで
すよね。親子丼が玉子+かしわ(鶏肉)で親子ならば、他人丼は玉子+牛肉⇒牛玉子と
じ丼となります。あれ、なんで『めしや』のメニューのお話しになったんでしょうかね。・・・
そうそう大阪と言わず名古屋にもありますが、『めしや』と言うのがあるんですよね。
小皿にアジフライとか玉子焼き、すき焼き風なんかもありますね。それを好きなモノを
取って最後にお会計して食べる方式のヤツです。地域名食堂としてチェーン展開して
いる所がありますよね。あんな感じのお店がほうぼうにあってそこでお腹を安く満たせ
るんですよね。それが関東圏にはなかなかない。○○食堂も苦戦している様ですから
こちらの人のごはんに対する感覚が違うのかな~。こちらの方はファミレスみたいな
方がいいのでしょうかね。○○食堂はおかずが冷たいからアカンのかな。食器の返却
は丸亀製麺もいっしょだけど丸亀は受け入れられています。丸亀はおいしいですが、
○○食堂はイマイチですか・・・ね。仕組みじゃないのか・・・。ただ安価に食事を提供
しようとするには仕組みが必要であり、それを丸亀はうまくやった・・・セルフですから
人件費の節約は二重丸でしょ。仕組みに関しては地方には面白い仕組みがまだまだ
あるでしょうからそれを導入して、プラスおいしさ(安くて)が提供できれば、流行る余地
はまだまだあるんでしょうね。むしろ飽きやすいからどこかが押し出されるのかな。
食事は娯楽と結びつく傾向が関東人の方が濃いんだと思います。大阪では王将は
ブームになり得ないです。それは生活と結びついていますから当たり前なのです。
私は個人的に子供の時分から餡を包む職人さんの姿(上手にリズムをとってチャッチャ
と木の箱にしまう姿が面白くてずっと眺めていましたけれど、あんまりそんな人はおりま
せん。関東だから王将が食のテーマパークになって、符号で呼び合う珍しさまでが王将
語で楽しい~となるんでしょうね。
閑話休題。食における流行を造る事は大変なご苦労が必要だと思います。更には
その予算が小さくなっているのでただおいしいものだけを出せばいいと言うのでないか
ら余計に難しい。おいしいモン+仕組み・仕掛けですね。これがないとダメなんでしょう。
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