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歴史

 キングサイズの靴屋さんがこの景気の波に勝つ事が出来ずに閉店してしまった事

は昨日のブログにも書きましたが、北与野駅前のクイーンズ伊勢丹さんも閉店する

旨が書楽のエレベーターに掲示されていました。これまで地域経済を支えて来た企業

と言えども、何年・何十年に一度と言う景気の大波に負けてしまう時期が来るのですね。

栄枯盛衰、奢れるものも久しからず・・・と言うところでしょうか。日航などもこの類のお話

しなのかも知れません。

 私は大学で経営学を学んだのですが、『企業』は社会的な役割を果たしながら半永久

的に存続し続けなければならない・・・と学んだのですが、なかなか『半永久的』に存続

できないモノなのでしょう。昨年産まれた『リバースター』も半永久的に存続してもらい

たいものです。 きっと『半永久』にスポットを当てるのではなく、その前文『社会的

役割を果たす』事ができ続ければ、当然の如く、その企業は生きながらえる訳であり、

常に社会奉仕の精神で経営をし続ける事が、実はとても難しい事なのだ・・・と言う事

なのだと思います。お金はそれこそ無尽蔵に蓄える事が出来ます。ただそれを社会

に活かさなければそれは『死金』、腐敗してどんどんガスが貯まり最期はボムと言

う末路になります。貯めないで活かす事です。その妨げになるのが人間の『欲』です。

どうしてもピンハネをしたくなるのでしょう。官僚さん然り、議員さん然り、企業経営者

然り。自分のお金じゃないのにたくさんのお金の中に居ると、感覚がマヒしてくるので

しょうね。そうすると本来果たすべき社会的役割を全うしなくなり、それがちょっとずつ

腐敗が始まります。最後はボムですよね。栄枯盛衰って言葉はこの一連を四字熟語

に収めきった所に素晴らしさがあるのでしょう。

 天下の三菱グループだって坂本龍馬さんの亀山社中から数えても150年かそこいら

です。巨木と言えども社会的な役割を果たさなくなったら動脈硬化を起こして枯れてしま

うのが自然の摂理です。連鎖の中の一員ですから誰も例外を認められていないのです。

京都には400年や500年続いている企業がたくさんにあります。凄い事だなぁと思います

が、先代たちがこのルールを分かりやすい言葉で『家訓』として伝えてきているからこそ

の営みなのだと思います。自然の時間軸の中では400年や500年は大した長さではない

かも知れませんが、人工物としての『企業』と言う尺度では大変な長さです。リバースター

が500年後にどうなっているのか・・・なんて事を考えたら・・・うへぇ~ってなります。 

 今私には子供はありませんから少なくとも世襲ではない訳で、優秀なスタッフがきっと

未来に向かってバトンを繋いで行く事でありましょう・・・。優秀なる未来の仲間に乾杯

・・・ってな所ですかね。まぁ、500年先を考えるより、まずは私が経営者として力を

発揮せねばならない今年一年をしっかりと見据えて、良い経営をしなければなりません

ね。 ハハハ  。

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