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宮大工西岡常一さんのこと

 宮大工『西岡常一』さんのテレビ番組を見ました。法隆寺は1000年持った建物です。

育つのに1000年かかった木を使うのだから、1000年持たさんといかん。木には育つ

環境でねじれが出ます。そのねじれをどう組み合わせるかで、建物の持ちが違うんで

す。建築を志すなら農学を学んで土を知れ。宮大工とは、建築とは木を知る事である

・・・。超一流の言葉は凄いです。薬師寺の金堂建築の際の職人の審査では職人毎に

大工道具を見て、随分と雑な仕事をしているなぁ・・・等々。その中で選んだ日本随一

の職人たちをして束ねるのに一番骨が折れる・・・とお話しになっておられました。

 木なら一方にのみ捻れるのだけれど、人は相手を見て捻れる方向を変えるんです。

これが始末が悪おます・・・と笑いながらお話しでした。なんとも豪快なご仁です。

 手に素晴らしい技術があり、使う材木を知る為に外国の森に入り調べる。まだ木が

植わっている状態の中で、これはあの柱に、この木は梁に・・・と決めて行かれたそう

ですわ。そうするのが最も強い木組みができると言う事なんですね。

 1000年持たせる建築が木造で出来るんですよね。鉄筋コンクリートで60年⇒47年⇒

40年と銀行さんやオーナーさん達とよく耐用年数に関してお話しをしますが、100年、

500年・・・と言うお話しは出来ません。究極のエコって言うのは、素材をもっと極めて

あげる事なのかも知れませんね。長く人の役に立つ方法を考える。適材適所を考え

る。それが素材の幸せなのだと思います。

 さて人材も同様ですね。よく知って上げて、素材を見極めなきゃいかん。素材が素材

ならば鋼の様に鍛える事も必要なのでしょう。その素材を活かす力が経営者に求めら

れるんでしょうね。素材たる従業員さん達の能力を見極め、可能性を引き出してあげる

事でその人が活き、より社会に、お客さま方に喜ばれる。厳しくても鍛えなきゃならん時

もある。それで他を寄せ付けない素材が出来る事もある。この見極めと、それぞれの配

置の妙が経営者の力量なんでしょうね。残念ながらそれだけの力はまだまだありません

が、各個性を見極めて最大限の能力が発揮できる陣容にして行きたいと言う願いは私

にあります。せっかく一緒に仕事が出来るご縁があったのだから、最高のステージを提

供してあげたい。時には鍛えて鋼にしてあげたいですね。

 まだまだ若輩ですから、私自身も鍛えて行かなければです。幸いいいご縁で多くの方

から支えられて面白可笑しく仕事が出来ています。このご縁に応えなければいかんと私

も思っております。

 西岡さんのテレビ番組から大変な所に想いが馳せましたが・・・、まぁコツコツと学んで

行かなければですね。

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