朝青龍のこと

　私は朝青龍好きでした。日本で唯一のラテン民族『大阪』の血が朝青龍を好むのでしょ

う。アホやなぁ・・・やんちゃで・・・だけど横山やすしさんやノック師匠は府民から好かれて

いました。大阪人はアホやなぁはOKなんですよね。強かったし、かわいらしい所もあるで

しょ。鶴瓶師匠が朝青龍関はとてもいい人楽しい人やと言っていました。お酒にまつわる

不祥事はちょいちょいあるけれどと笑いながら数年前にお話ししていたのがとても印象

に残っています。関東の人は嫌いな人が多いのかな。ピシッとしていないと気が済まない

『横綱の品格』が大切です・・・と杓子定規に怒るんでしょうね。強くなければ横綱じゃない

と言うのは一緒ですが、お相撲さんもプロですからやはり『人気』と言うか『華』がなきゃ

いけないと思うのです。華のある横綱が居るからいぶし銀も光るんです。私は隆の里

さんや青葉城さんが相撲ではファンでした。どちらもいぶし銀です。千代の富士さんが

華のある力士でそれに対抗して隆の里さんですかね。青葉城さんは型にはまるととて

も強い、でも負ける時は上手に転ぶんですよね。これが好きでした。

　あんまりバッシングしすぎたから、杓子定規派はなんだか寂しい気持ちになっていま

せんか。朝関は強がっていたから弱いモノいじめじゃないかも知れませんが、出る杭

は打つ的なバッシングはとても私は嫌いです。バッシングもほどほどじゃないとイジメ

の構造に近くなります。彼の存在は認めた上で、ほどほどに叱り、更生させて行けば

いいのにネ・・・。ただやすしさんもノックさんもその期待を裏切ります。ホンマあほやな

ぁ・・・。それでも憎めない人達だったんですけれどね。朝関にも同じ香りがするんです。

華があってかわいらしくて、どこか憎めない人なんですよね。引退の道を選んだのは

とても残念ですが、まだまだひと華、ふた華咲かせられる人材だと思いますので、こ

れからが次のステージ、また次のステージでも横綱目指して頑張ってや～