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商いの原点・・・本の紹介

 『江戸商家に学ぶ商いの原点』と言う本があります。帯には『目先の利よりも尊いもの

がある』とあります。ちょっと例をあげて見ましょう。『商いの道 何にても 新法工夫いた

すべき候』・・・商売するなら何にでも工夫しなさい。『売りて悦び 買いて悦ぶ』・・・売るこ

とに悦びを覚える商人になりなさい。そして買い手であるお客様がたもまた悦ばせる様に

努めなさい』三井家。

 『義を先にして利を後にする者は栄える』(正義を先にして・・・)大丸下村家。

 『商事候や不及言候へ共、万事情に可被入候』(あきないごとそうろうやいうにおよばず

そうらへどもばんじじょうにいらるべくそうろう)・・・商い事をする際は言うまでもないが万事

について利益よりも心を重視するように。 中略 人何やうにの事申候共気短くことばあら

く申まじく候何様重具に可申候(ひといかようのこともうしそうろうともきみじかく言葉あらく

もうすまじくそうろう いかさまかさねてつぶさにもうすべくそうろう)・・・人がどんなことを

言いかけてきても短気を起こし荒っぽい言葉を返してはいけない。何度でも繰り返し、こ

ちらの意を充分に説明しなさい。『我営業は時勢の変遷理財の得失を計り弛張荒廃す

ることあるべしと雖も、苟も浮利に走り軽進すべからず』・・・当社の事業と言うものは、

いくら時勢の変化を読み資金をうまく運用しても、浮沈があるのを避けられない。だから

と言って目先の利益を追って軽々しい儲け主義に走ってはならない。住友家。

 その他要約すると、自他の利益を図るべし『高島屋・飯田家』や人の利するところに

おいて我も利する・・・相手に得をさせてこそ、自分も利益を得られる『松坂屋・伊藤家』

三菱・岩崎家や安田家などの家訓が並びます。

 いろいろな言葉が並びますが、全て経営の哲学がここに言葉を変えて並んでいると

思っていいのだろうと思います。家訓が江戸時代から守られてきていると言う事は経営

における基本的な考え方を示しているのでしょう。だから続いた。とても大切な真理が

あると思います。何も経営だけじゃなく、日常の生活にだって直結しているお話しもあり

ます。人の器量はこうして創られていくのだろうとも思えます。いわゆる『旦那衆』の心意

気はこうして創られたのでしょう。だから民から『敬われた』のだと思います。徳を積むこと

が信用の拡大につながります。永くお商売を続けていきたいものですネ。

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