紙芝居屋さん
昨日の司法書士さんとの会話でNHKの『げげげの女房』は面白いね、と言うお話しに
なりました。私も毎朝見ていますし、一人旅に出る時には水木しげるさんのエッセイを鞄
に必ず入れますので我が意を得たり・・・の気分です。
今週は『紙芝居屋さん』のお話しでした。 紙芝居が廃れて行く・・・と言うテーマで人
との出会い・別れがコミカルに描かれています。そのストーリは置いておいて、司法書士と
言う仕事や不動産屋さんと言うお仕事は『免許』と言う壁に守られて、今までのんびり仕事
が出来て来ましたがこれから廃れゆく仕事じゃないのかな・・・と言う暗いお話しに・・・。
『仕事』には必ず報酬(利益)が伴います。報酬は世の中が求めている役割がきちんとあ
って、そこでしっかり汗した分に対して『ありがとう』と言うお礼として支払われる対価です。
例えば不動産屋さんは全国に物凄い数のお店があり、そこで働いている従業員数は星
の数ほどいます。有資格者だけでも何万人いるか・・・と言う状況です。情報が安価で大
量に収集できる様になった昨今、情報提供料として、重要事項説明料として支払う妥当
な報酬はいくらなのだろう・・・とよく考えます。世の中の動きに対して確実に不動産屋さ
んの報酬体系はついていけていない。業界の壁に守られているから仕方がないのかも
知れませんが放置していると、業界が『紙芝居』と同じ運命をたどる様に思います。当社
としての対抗策はコンサルの道へ進化しようと思っています。ただ単に右から左に情報
を流すのではなく不動産投資ならばキャッシュフローの予測及び最大化に向けた取組を
提案する、出口戦略も提案する。テナント事業であれは店舗開発者として売上予測まで
提案をする。双方とも不動産屋さんの域を出てコンサルとして別途報酬がいただける域
まで次元を高めようと日々勉強しています。不動産投資分野とテナントに関しての造詣
は埼玉県内でもトップクラスにあると自負しています。もちろんこれに甘んじることなく、
それぞれの分野でパートナーであるお客様方と対等な関係が構築できる様に、不動産屋
さんとお付き合いをしていると言うのでなく、当社がそれぞれの分野でビジネスをされて
おられる経営者さん方のコーチ(アドバイザー)が充分務まるレベルまで引き上げて行き
たいと考えています。不動産投資分野においてはお客さんの対等なパートナーとして行動
したいので当社や代表者の私は投資物件は持ちません。お客様方と利益相反関係になり
ますから。先日の投資勉強会で講師の方が賃貸物件の斡旋の優先順位は、①社有、
②社長及び代表者一族の所有物件、③専任物件、④一般物件・・・の順だと言って、来場
者が大爆笑になっていました。各オーナー自身も感じているのです。利益相反はリバー
スターではやりたくありません。利益の源泉はオーナーからの報酬ですから、オーナーヘ
は忠誠を誓わねば全うな商売足り得ない。経営基盤は安定するし、物件情報から、ああ
これ買いたいなと思うものもありますが、そんな情報はすべてお客さんに回さねば親密な
お取引をしている意味がありません・・・。お客様に儲けていただきそこから報酬を得るの
です。お金大好き企業とは一線を画し、まじめにコツコツと不動産屋からの脱皮を図りた
いと思っています。
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