続・地力
地力について昨日書きました。地力とはその土地が自分で儲けようとする力の事で、
専ら商行為を助ける土地の力と定義しています。商店街などがいい例ですね。昨日
地力について書いてから、う~ん・・・と考えました。同じ地力と書いて、ヂリョク(磁力)と
読むとお客さん達を引き寄せる力・・・と言う意味も持たせられるナ。昔は商品がそこそ
この値段で出ていれば皆さんがお買い物に来られた時代もあったけれど、今は成熟型
社会だから同じ磁力ではお客さんが引き付けられなくなっているナ・・・などと考えていま
す。
スーパーなどの大資本は地力を自分で郊外に創り出し、強烈な磁力でもってお客さん
を引きつけていましたが、それとて昔の話で今は消費者がなかなか磁力に引き付けられ
なくなってしまっています。PBでより安いモノを・・・と言う事でも消費者はなびかなかった
様ですね。さて磁力(地力)とは経済的な要因だけなんでしょうか。安ければいいんでしょ
うか・・・?商店街で考えると自分の所だけ安売りをしても他の買回り品がなければなか
なか集客できません。最低条件として生鮮三品は売っていなければダメですね。1商店街
が1スーパーと同等以上のモノを売っていなければ、その商店街に行っても商品が揃わ
ないと言うのでは勝ち目がありません。これは論外。今はお値段よりもおいしさであった
り、無農薬や安全と言う事に重きをおいている方々も多いです。商店街の各店主がそれ
ぞれの業種でマイスターとして活躍している・・・あそこに行くとそれぞれおいしいモノが
食べられる。いい素材を売っているよ・・・と言う評判って大切ですね。これは一例です
が、お客さんを引き付ける磁力(地力)と言うモノをもう少し考える活動が各商店街は元
より、行政でも支援をして行った方がいいと思います。これは買い物難民を増やさない
為には不可欠になるでしょう。農林水産業だけが弱っているのではありません。各小売
店も同様に弱っています。経済の原則だけに任せていてはとても不便な世の中になる
と思います。地力と言う概念を持って、単なる大店法などの消極的な抑制策だけを打つ
のでなくてもっと商行為が活発になる『規制』でなくて『刺激策』を考えて行かなければ、
日本の様な成熟型社会はダメになると思います。
規制から刺激策へ。公的な資金のバラマキによる一部の業種の支援でなくて、生活の
部分が変わる刺激策(金を使わず知恵を使う)って言うのはいい考えだと思うんだけれど
な。
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