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銀行時代の思い出

 手形割引と言う融資手法があります。手形の決済が前提でお取引先から手形を銀行

に持ち込んで貰い、決済日相当までの金利をいただいた上でお客様に差額を入金しま

す。商行為に基づいて手形は振り出されているので安全度の高い融資手法と言われて

います。各取引先毎に枠を設けていくらまで手形を受けると銀行が決めて、お客さんも

その枠はご存知でした。

 お商売が順調な内は問題がないのですがそうでなくなるとお客様も背に腹は変えられ

ないので考えます。商行為に基づかない手形を切り合えばいい。『融通手形』です。

とある年の銀行内部検査で海苔屋さんがお寿司屋さんからの手形を持ち込んでいたの

ですが、これはおかしいぞとなりました。銀行は紳士協定の元に手形の信用照会と言う

事をやっています。振出人の銀行にこの手形決済は大丈夫ですか?と聞き、月商など

をお聞きするのですが、検査官からこの手形の信用照会をしなさいと命令を受け照会

をしたところ、月商の半分ほどの手形が月内に来ていました。普通お寿司屋さんにとっ

て海苔はそれほど高い仕入率ではないはずです。だって軍艦巻きははマイナーでしょ。

それでおかしいとなって取引先の社長を呼んで聞いたところ融通手形が発覚した・・・。

その後の顛末はここでは書けませんが・・・銀行とお取引先さまのごく一部とはこうした

騙し合いがあるのです。

 お金って怖いです。

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