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社員教育

 社員教育は誰の為か?

 しっかり教育出来た社員がきちんとお客様に正しい情報を伝えるのが当たり前です。

それはお客様の為でもあり、自社の信用信頼の為でもあります。人材は人財にするの

が鉄則であり、それ以外に自社の『のれん』を高めて行く方法はありません。

 経営者はどうしても金庫のお金が気になるものですが、目に見えないモノの価値を

知らなければ『商売』とは言えないでしょう。

 不況業種に登録されてから久しい我が不動産業界。電話1つ取っても???と言う

対応によく遭遇します。よくこれで商売が出来るなぁと感心?し、気になる部分は自社

でもそうされていないか、と反面教師に利用させていただいております。

 元々不動産業界の社員さんは会社に忠誠心が薄く、渡り歩く方々が非常に多い世界

ですから、会社も従業員さんも『社内教育』に関心が薄い所が非常に多いです。

 大きな看板の旧財閥系でさえ、心もとない状況です。外部出身の私からしますとこれ

は異常です。定着率が悪いから教育しないと言う事であれば採用しなければよいと思

いますし、一度雇用したのであればしっかりと教育しなければ自分の『のれん』の価値

が下がります。眼に見えない『のれんの価値』などどうでもよく、多少の無理は覚悟の

上、日々お金を稼いで来るのがいい社員と思っているのでしょう。こんな会社に仲介を

頼んだお客様こそ大迷惑で、『知らぬが仏』となっているのでしょうね。

 きちんと仕事に関して勉強をさせて、また社長や部長がしっかりとコンプライアンスや

業務知識を教える事が大切だと思います。そうして上げる事が社員の定着率を上昇さ

せる事に繋がります。

 人材から人財へ。眼に見えないモノを信じる力をしっかり持つ事は経営者の大切な

能力だと思います。

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