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妖怪と商売の関係

 お化けはちょっと陰気な雰囲気があるので好きではないですが、妖怪はちょっとユーモ

ラスな感じがします。こなき爺とか河童とか・・・。水木漫画では姿がきちんと書かれていま

すが大半は目に見えないものです。ただ『感じる』ものだそうです。

 日本は八百万の神の国。大木に神々しさを感じ、山や自然そのものにも神を感じてきた

国です。神=精霊と言う事なのでしょう。私は伊勢神宮で『商売繁盛』のお札を下さいと

巫女さんに尋ねたのですが、『ここはそういう下世話なお願いをする所に非ず』と返され

た事がありますが、神さんとは下々のお願いを成就させる者ではなく、もっと大きな秩序

を司る存在なのかも知れないなと思う様になって来ました。秩序を司る者に対する畏敬

の念が案外大切でそれがなくなると『秩序』が無くなります。それはアカンでと言う本能に

近い部分で『神』を感じるのかも知れません。

 長い前段でしたがここで宗教を論ずる気は全くありませんで・・・『商売』について語り

たいのです。商売とは目に見えないモノをどれだけ大切に出来るのか・・・この競争だと

思うのです。信用・信頼などと言うモノは目に見えません。商売=利潤を上げる事 なら

ば品質を下げたり、人を騙して金儲けに走ればいいのですがそれでは破綻してしまい

ます。飽きない心で薄い利潤で世の中に財を常に提供し続けないと行けないのです。

社会が1つの大きな生き物であるならば、社会的な役割を果たさなければそこに留まる

事が許されないのです。アカの様にボロボロと剥離してしまう存在になってしまうのです。

地道な活動をする事で『秩序』から存在を許されるのです。急激に自分の蓄財だけに走

ると細胞レベルで異端とされガン細胞みたいな状況になってしまいます。ガン細胞は

秩序そのものを崩壊させるか、芽を摘まれるかのいずれかですね。『商売』に対しても

目に見えないモノを信じ、頑なに守る心が経営者には求められているのだと思います。

お客様からの支持と言うモノは非常に心もとないものです。ちょっとした対応の失敗から

簡単に支持を失ってしまいます。その儚い支持の上に成り立っていると言う事が金庫の

お金につい眼がくらみ疎かになってしまいます。これを戒めるために商いは飽きない心

と先人は語ったのです。

 妖怪を感じる心と商売で大切な心と言うモノは案外近いモノ、共通な心があるのでは

ないでしょうか。だから大きな大きな熊手やだるまさんが事務所に飾られたり、稲荷神

社が会社の屋上にあったりするのではないでしょうかね。私も一度ご面談したいと思っ

ている『座敷わらし』なんていうのも、実は商売人に取っての憧れの的だったりします。

ここら辺の微妙なさじ加減は分かる人と分からない人がありそうですが・・・商売人は

初詣は大好きです。熊手やだるまさんも大好きです。すがりたい気持ちの表れではあ

るのでしょうが、神さん達はあなたの夢を叶えるのではなく『秩序』の維持・安定を望ん

でいるのです。それを実現するには、謙虚になり、身を正して、見えないモノへの畏敬

の念を持って社会貢献をしっかりとする事です。本来は初詣と言うモノは、その誓いの

場であって『今年こそ』なんて俗なお願いをしたらアカンのだと思います。

  

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