不動産と言う仕事
仕事の輪、人の輪を広げようと努力しています。
不動産業界では『自分のモノは自分のモノ』『他人のモノも自分のモノ』として振る舞う
会社がたくさんあります。最初は『あ~、あの物件はあの会社のモノなんだなぁ』(専任)
と思って接しておりますと、時間が経過してもう少しで契約が出来るかなと言う段階で
実はオーナー様とのトラブルで専任が切れていた・・・なんて事はザラにあります。
専任が切れていたと言うのは、場合によっては『全く縁がない』と言うよりも始末が悪
い事に気がついていないのです。縁なしは±0ですが、トラブルで切れた縁はマイナス
ですからね。それをプラスと勘違いする方もどうかと思いますが・・・。
昨日お会いしたとある会社の社長さん。上場企業の課長さん相手に私の眼の前で
電話でお叱りになられていました。不動産屋さんにとって『情報』し生命線。いい加減
な情報ならない方がマシだ・・・、と。
上場企業の課長さん・・・物件情報を持って廻っている内にその物件を自分のモノ
と思っておられた様ですが・・・。物件の勘所を押さえていない時点でその物件情報
はその方のモノではなくなっていた事に気が付いておられない様でした。
『他人のものも自分のモノ』と思いこんでしまう業者さんのなんと多い事か。
埼玉県内にはブローカーと呼ばれる人がたくさんいます。そして物件の勘所を
押さえていないブローカーさん達が大半です。良心的なブローカーさんはキチンと
物元を確認して『商品』になる事を確認されますが・・・大半は『知っている』事イコール
自分の物件なのです。こんな輩に遭遇すると時間ばっかりかかって買主様の想いは
成就しません。だって売主様に繋がっていないのですから。
『情報』で生きる為には『情報』の感度を上げて、常に生きた情報を扱わなければ
ならないのですが・・・あまりそういう気持ちのない会社さんが多いのは残念です。
それぞれの物件の当事者の想いを理解して『自分の物件』かどうかをキチンと
判断してくれたらもう少し気持ちよく仕事ができるのでしょうけれどね・・・。
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