16年の月日が流れました
阪神大震災から今日で16年目だそうです。
私の実家も大阪にありまして激震地区に指定されたエリアにありましたのでかなりの
被害がありました。大阪・神戸は地震が少ない地区でしたのでまさかの備えなんてほと
んどがしておりませんで、震災の非難道具なんて言うのも関東・東海地区の事と他人事
であったと思います。
ある日突然の震災で多くの命が失われました。火事、建物倒壊とこの世の事とは思え
ない出来事でした。私は3カ月後に神戸に行きましたが、これがあの神戸?の街かと思
う程の惨憺たる現状でした。1軒、2軒の出来事ではないので埃と言うかカビと言うか独
特のチリが待っていてこれが震災の感覚なんだと嗅覚が記憶しています。
あの出来事から悲劇は繰り返すまいと、建築においても耐震基準が出来たり震災
グッズが売りだされたり、また行政でも耐震診断、耐震補強を積極的にサポートして
います。我が管理物件『ブルー君』もさいたま市の助成を利用して耐震診断を実施し
ました。耐震補強も含めると2年がかりとなる大掛かりな取り組みになりますが、建物を
震災から守ると言うのは財産を守ることでもありますが、入居者さんを守る事でもあり
ます。
地震に比べて被害確率が高い風水害においては、何百年、何千年に一度と言う災害
が発生しており、今もオーストラリアでは大変な被害がある様です。自然に打ち克つ事は
なかなかに難しいのだと思いますが、ただ手をこまねいていてはマズイのだと思います。
尊い人命を守る為にもそれぞれの当事者達が努力する事が大切ですね。自分が出来
る事って何?行政だってメーカーだって、大工の棟梁だって・・・出来る事はたくさんある
はずです。立派な耐震基準を作っても手抜き工事をしたら何の意味もなくなります。
事故が起ってから発生する手抜き工事の数々・・・では情けないです。命を預かる
仕事として立派に職責を各々の立場で全うする事をこの震災の日に改めて誓う・・・
それがあの日に亡くなられた人達に対しての供養にも繋がる事ではないでしょうか。
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