カンブリア宮殿 自転車の『あさひ』 下田社長
今回のカンブリア、自転車の『あさひ』の下田社長でした。
不動産業も成熟産業で自転車業界とかなり似通ったイメージが私にはありましたので
とても興味深かったのですが・・・見て良かった 1時間でした。
下田社長がずっと言い続けている事として『地域で必要とされる自転車屋』になれと言う
事。元々はおもちゃ屋を親から引き継いだものの門真市古川橋の商店街の一角のおもち
ゃ屋にはお客さんが来なかった。ダイエーがあったから来店客は日に1・2人だったんです
って。そこで自転車屋に転業して前を通る人に挨拶をし続けた。商品ではなく自分を売る
事に注力した。その結果地域一番の店になった。そこで培った教訓なのだそうです。
村上龍さんが質問します。
どうしたら商店にお客さんが来るのでしょう?
お客さんの要望は多岐に渡る。その要望の全てに『イエス』から入ろうと徹底してい
ます。出来ない事は『足らずや』。自分たちの都合ではなくまず受け入れないと・・・。
出来ない事はごめんなさいと言いますが、1年、2年で叶える努力をせなアカン。
ほな作りまひょ~の精神ですね。
龍さんの質問は続きます。
これまでの20年間でやって来られたことって何なのでしょう。
自転車を深く、全てを身につける期間でした。極めるのに要した時間です。一生懸
命やらなければ光明は見えません。転職なんかは時間がもったいないと私は思い
ます・・・。
これには私もまったく同感。
今の活動は→『もっと自転車に愛着を持ってもらおう』。この精神で、製造・物流・販売
の全てを持つ会社にした。お客様の要望を吸収して、安全にも考慮しながら自転車の
設計から手掛けるシステムを構築したんだそうです。
『私たちが思う自転車を作りたかったから店を作り人を作って行った・・・』う~ん素敵な
言葉です。量販店では修理、点検が出来ないから『進んで点検サービスが出来る店作
りをしている。』利用者もここはプロがいるので安心して自転車を持って来られるとかなり
の評価でした。全国に220店あるとの事で私も眼にはするのですが、一度も店内に入っ
た事がありません。今度機会があればぜひ寄りたいお店でした。
不動産にも充分に活かせそうな今回の内容、自分の会社にしっかり適用させる努力を
考えてみたいと思った大いに参考になった回でした。
今私は健康の為に専ら自転車に乗っています。自転車に乗ってみると車の移動よりも
手軽だし、所要時間も市内の移動であればあまり変わりません。エコだし私の血糖値に
も大いにプラスになっています。往復25キロ位であれば自転車で行ける事もこの前実証
しましたので、ほぼ市内の移動は自転車で出来る事になります。番組でもこれから『自転
車の文化が来るのでは・・・』と言っていましたが案外そうなんじゃないと感じています。モ
ノに対して・スピードにのみ向かっていた欲求が、『もう少しスローな生き方』に落ち着き
を感じる世の中がやって来ている・・・のではと番組で言っていました。自転車生活をはじ
めた私には大いにガッテンしたくなるテーマです。
龍さん 『単に売るだけでなく、正確に良さを伝える事で伝道師になった』と下田社長
の事を評していました。実に素敵な『あさひ』の下田社長です。職業人としてこれほどの
誉め言葉はないですね。社長の精神が凛として筋が通っているからいい会社になった
のでしょう。ここで働く従業員さんは働く喜びに満ち満ちておりました。社長だけが伝道
師なのではなく、従業員の皆さんが技術資格を取って『地域の自転車の伝道師』になっ
ておられる。だからそれを利用者は支持している。素敵です。
さて私も『さいたま市の不動産業社』として、『収益物件のプロ』として、『賃貸管理業の
プロ』としてしっかり伝道師になりたいものです。まずは志向しなければそうならない訳
ですからそれを目標に掲げて業務に邁進します。
昨日も大きなお話しを2件、かなり特殊な業界のお話しをいただきましたのでさっそく
人脈を駆使してご要望にお応えすべく調査を開始いたしました。単なる不動産業者とし
てだけでなく、事業のコンサルも併せて出来るオンリーワンのサービスを提供できる事
に喜びを感じています。全てのお客さまに広く、浅くのお手伝いをするのではなく、目指
すは伝道師ですからこういうお仕事がリバースターには向いているのかも知れません。
お客様のご要望に対して徹底的に調査してビジネスのパートナーとしての地位を確立
したいと思っています。単に売れればいい不動産屋さんではなく、お客さんのご要望に
もっと踏み込んでお客さま以上にお客様の事を考える事に悦びを感じていたいと思い
ます。(だから数ある不動産屋さんの中で大きなお話しを私にお持ちいただけるのでしょ
う。とても嬉しい事ですし、お話しがいただける事に大変感謝しております。)
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