コンビニ『ポプラ』さんの英断
年末の山陰の豪雪で大晦日の夜、立ち往生した車が1000台近く発生し、大渋滞だった
と言うニュースはまだ記憶に新しいですね。
山陰なので帰省客が大半なのかなと思っていましたが、『ポプラ』と言うコンビニさんの
配達のトラックも動けなかったそうです。ご存知のようにコンビニの商品管理は徹底して
います。遅配どころの騒ぎではなくなったあの時、ドライバーさんの機転か社員さんの発
案か、食品をダメにしたらもったいないので他の閉じ込められている車に無料で配ろう
とコンビニのドライバーさんが1台1台おにぎりなどを配って歩いたそうです。
閉じ込められていた車のドライバーさん達からはツイッターで『新年初めてのちゃんと
した食事をありがとう・・・』とたくさんの書き込みがあったとの事。素敵なお話しだと思い
ます。つくづく企業は『人』だなと思います。人材は『人財』と言われますがまさにその通り
のお話しです。遅配でドキドキしながら焦っていてはこうは行きません。大局を見れる従
業員が居る『ポプラさん』は益々繁栄されるだろうと思います。
新年早々、善行を積まれた『企業』のお話しを耳にしてちょっとウルウルとなってしま
った私です。
阪神大震災3カ月目に大阪に帰省し、神戸の街を見て回ったのですがしばらく前に書
いた日銀の支店長さんの活躍もあって(この時は知りませんでしたが)、実に整然と、ま
た助けあって神戸の街の人々が暮らしている姿に胸を打たれたものです。
茶髪の鶏のトサカみたいなヤンキーがおばあちゃん達を助けている姿に救われた気が
したのですが、今回の豪雪でもこんな素敵な事が起っていたのです。その時あなたに
は何が出来るか?何をすべきかが分かっている人と言うのは素晴らしいです。研修とか
なんとかの世界ではなく『人そのもの』です。
そしてその人の集合体が『企業』なのでしょう。もちろん社長さん以下の陣頭指揮の下
で企業の意思が発揮される訳でしょうが、現場現場で見たモノをどう伝えるのか・・・それ
によって判断は当然異なる訳ですからね。それぞれの会社で『痒いところに手が届く』を
実現しようとしているのですがどこが痒いのか察知できない。察知する事に苦労している
のが今の不況期なのでしょう。
素敵な従業員さんのいるコンビニ『ポプラさん』に拍手 です。
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