プロフェッショナル 松本人志さん その他 『笑い』について
NHKの番組『プロフェッショナル』のリニューアル版、茂木さんが居なくなってしまったバー
ジョンの第一段『松本人志さん』の再放送が昨晩24時45分~放映されていました。
NHKでの松本さんのコント番組の番宣を兼ねたスペシャル版ですね。
私は松本さんの笑いは好きですね。松本さんにもビートたけしさんにも上岡龍太郎さん
にも言える事ですが、彼らが照れて笑う時ってとても可愛らしいと思います。ムチャもや
りますがそれも許されるキャラクターと言うモノがありますね。
松本さんが意外な発言と言うか、古典芸能にも興味を持っており、藤山寛美さんのお芝
居をみているし、番組で桂米朝師匠と枝雀師匠の演じる『一人酒盛』の構成について
テレビで番組を一緒に作っている作家さん達と、『俺は枝雀師匠の構成の方がスッキリ
していて好き』と論じている姿に驚きました。(この番組が終わった後、枝雀師匠の『一人
酒盛』のDVDも見ましたが・・・)
先日の漫画『ワンピース』でも昔の映画は大いに参考にしていると尾田さんが語って
いましたが、松本さんもメッチャ勉強しているのですね。そう言えば新宿の紀伊国屋さ
んで南原清隆さんが落語のDVDを何本も買っている(店員さんにも相談しながら)姿を
見たことがあり、へぇ~と思ったものですが、やはり新しいモノを産み出す人達は古典
と言うか先達の築いた作品もしっかり学ぼうとする姿がそこにあるのです。
先にできたものをなぞりながら自分らしさを出すのがスターへの第一歩なのかも知れ
ませんね。
松本人志さんの事を番組では、『笑いに魂を売った男』と評していました。
確かに60分の番組を作るのに番組の作成会議を30時間以上している姿を見るとな
るほどそうかなと思いますね。妥協なき姿には感服します。
島田紳助さんと番組を持ったり、たけしさんと番組を持ったり、たくさんの先輩とも上手
に交流されているのもとても好感を持っています。
鶴瓶師匠ともさんまさんとも仲が良いみたいですしね。
バラエティー番組は元より、落語界でもタレントさん達でも今、輝いている人達がたくさ
んいる様に思います。とても豊かな時代だと思います。志村さんや萩本欽一さんもそうで
すが自分のスタイルにこだわることなく、最近はいろんな方々と交流している番組が増え
ました。パーソナルを楽しむのもお笑いとしてはいいのですが、それぞれが合体したコラ
ボはまた良い味が出ているモノが最近多くなったように思います。先輩達を大切に若い
年代の人達がキチンと敬意を持って学ぼうとしておられますね。
また落語でも東西の壁が無くなり、『六人の会』などで互いに切磋琢磨している姿が
とても素敵です。六人の会では志の輔さんや鶴瓶さんはそれぞれ独演会だってチケッ
トが取れない超人気の噺家さんです。それがペアで二人会等を銀座で、また地方で
演じられるのですから、その舞台に客として参加するのだってとても幸運な事だと思い
ます。
松本さんから話しが反れましたね。
こんな『笑い』が文化として認知され、また担い手として優秀な演者さん達がたくさん
いる時代を共に生きている事をとても幸せに思います。
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