大相撲の八百長の事
ねこも杓子も大相撲・八百長問題ですね。
沢尻、エビゾーからはじまってバッシングするトコ探しです。
政治・経済に対する鬱憤を晴らすために、バッシングばっかりやっているのはイケナイ
傾向だと思うのですが・・・。
そもそも大相撲人気は斜陽だったはずで、ここぞとばかりに相撲を取り上げるのはどうか
と思います。
正しきジャッジじゃなくてイジメ的、暴力的な報道なんですね。
原油や食料を買い占めるマネーも暴力的なんですが、困った者、人身御供の人がい
て初めてお金儲けの道筋が出来ると言う点では、双方放置したらアカンのと違うか?
と思います。
ここしばらく『パペポ』の事を取り上げましたけれど、阪神大震災のすぐあとに上岡さん
と鶴瓶さんの二人だけで撮った番組があります。
http://www.youtube.com/watch?v=1W0IM5zg63w
震災後10日目の番組です。
マスコミの報道の在り方を怒ってます。地質学をテレビで論じるのはもっと後でいい。
それよりどの方面には非難したらアカン、こっちに逃げなさいとか、もっと言うと、元気
にやってる人をテレビで映すだけで安否確認もいらんはずや。
お笑い番組やけど二人の発言はマスコミも一般の人々もよう聞いたらエエと思います。
先日『家族に乾杯』で宮崎に行った時(今日午後8時から後篇かな)、宮崎の口蹄疫で
大変な思いをした人達に元気になって貰いたいから牛を飼っていた人、また牛を飼い
はじめた人達のトコに行ってます。ホンマに必要な報道ってこれなんと違うやろか。
先週の家族に乾杯では、未だに消毒をしなければ通れない道路がある事や、牛供養
のための碑が農家にある姿を鶴瓶さんが自然に紹介しています。きっと阪神大震災の
経験があるから、ああいう行動になるんだろうと思います。
宮崎の口蹄疫は終わったと私は思っていました。でも事実はまだ終わっていなかっ
たです。まだまだ消毒がなければ道は通れない訳だし、牛だってあの時のショックが
大きくて飼うのをためらう人達がいて、それでもやっぱり牛を飼い始めた人が居て・・・
(先週は牛がいなくなった農家のオバチャン、お婆ちゃんとお話ししただけで終わりまし
た。) こんな事実は東京に居る我々は知らんのです。もう終わった事になってしまって
いるんですね。テレビの向こうのお話しではなくて実際に困ったり嘆き悲しんでいる人が
いるのに、その人達に思いが行かない事は怖い事です。
上岡さんが言っています。
『神戸の街が燃えています。鎮魂の炎の様だ・・・』と言うのは地震発生直後は全く
不要な報道だと。この風向きならこの炎はどの方面に行く可能性があるからどこの
地域の人は気をつけて下さいとなぜ言えないのかと。
当事者意識を持つ事。一方的に垂れ流される報道にバカされるのではなくて我々見
る側がちゃんと考える事が必要なのだと思います。
人身御供を見つけてはタタク、アホなマスコミは卒業して、国民、市民レベルでもアホ
は卒業せなアカンのと違いますか?
視聴率偏重時代だからイジメの様なワイドショーを見ない様にすればいいのかな?
それを面白いと思わない事、皆が他人事だと思わない事だと思うけどな。
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