« 切磋琢磨 | トップページ | 虚構・・・? »

ひな壇芸人・・・東西の違い

 たかじんさんの番組で以前やっていたのですが、『ひな壇』芸人・・・バラエティで複数の

芸人さん達がわいわいガヤガヤと進行する、極めて製作費が小さくて済む番組作りが

今や主流ですが、東西で大きな違いがあるそうです。

 関西は各個人が前に出る事を求められるのですが、関西でちょっと売れて東京進出

した際には『東京制作番組』では『出過ぎ』は絶対NGなのだそうです。東京では調和を

求められる。進行を止めるほど出てしまうとディレクターから叱られるのだそうです。

 そういう眼で番組を見ていると『はは~ん』と見えてくるものがありますね。

 『関西の番組』はゴチャゴチャしているとか『コテコテ』と言われるのは、パーソナルが

ガチで戦っているからです。関東の番組は八百長で『構成の美』が求められる。洗練

されていると言えば洗練されている姿です。

 関西でパーソナルを前面に出す事を覚え、関東で周りの呼吸に合わせる事、つまり

引くことを覚える訳ですから、関西の芸人さんで東京進出に成功した芸人さんには

話術に幅が出来る訳です。なかには関東進出を失敗する芸人さんがありますが、引く

事の難しさに潰されている訳です。

 ちょっとそんな眼で日々の番組を見ていると面白いですよね。

 こうして考えると『相撲の八百長』も洗練された美なのでしょうか?

 この判断は私には分かりませんが・・・間違いなく言えるのは、八百長がまん延する

と芸人さん(関取り衆)の話術が磨かれなくなると言う事は言えるのでしょう。

 傑出した人材は八百長の中からは出現しませんワ。

 私自身の経験からも20年前は、大阪弁は関東ではあまり受け入れられませんでした。

 私が銀行員時代、大阪弁を標準語にする様に命令されましたからね。今やすっかり

大阪弁は市民権を得ました。実験のテレビで保育園に5人の子供を遊ばせた中に1人

だけ大阪弁を話す子供を混ぜると、半日すると皆が大阪弁を話していました。

 大阪弁にはリズムがありますから伝染力が強いのです。ただでさえの大阪弁の持つ

力のせいもありますが、やはりガチで戦った歴戦の雄が東京に日々送り込まれてくる

訳ですから、東京のぬるま湯に浸かっている関東芸人さんはやっぱりなかなかつき抜

けられないですよね。

 相撲は日本のちっちゃな市場を独占してしまっているからスターが出ないのでしょうか

ね。上位陣は皆、外国の人になっちゃっていますもの。

 芸人さんを磨くものは・・・やっぱり八百長ではないのでしょう。だけど八百長の形式

美を知らなければ一流になれないのも事実。この辺がなんとも日本的なお話しなので

しょうか。

 八百長問題も交えて、『芸人さん』のお話しをちょっとしてみました

 あっ、これは関西がやっぱり凄いねんと言っているのではありません。

 江戸落語の世界で言いますと『立川流』ですよ。

 東京の落語界では立川談志さんが『こんなんじゃあダメだ』と言って立川流を創っ

てしまいました。これにより定席の寄席に立川流の噺家さん達は出られなくなってしま

いました。自分の話術でお寺だとか公民館だとか、時にはお蕎麦屋さんで独演会を

するしか落語が出来なかった訳です。決まった定席があればお客様は向こうから来て

くれますが、毎回のお蕎麦屋さんやお寺での独演会ではより精進しなければそうは行

きません。言わば立川流でけが『ガチ』で苦闘した訳です。

 さて今の江戸落語で・・・どうですか。志の輔さんや談春さん、志らくさんと人気落語家

さんの域を越えた噺家さん達が立川流にはたくさんいらっしゃいます。日々の生活と

直結した苦闘が話術を磨いたのです。定席を持つ、持たないが言わば『八百長』か

そうでないかの別になったと考えられなくもないです。寄席を知らない『噺家』・・・と

言われる事もあるそうですが、寄席で師匠連の着物の畳み方を身を持って学ぶよりも

以上の事を立川流の方々は学んだからこそ『芸』が花開いたのでないでしょうか。

 苦闘しなければ洗練された芸にはならない。これはどの世界にも当てはまる事。

 八百長は直感的にダメだと皆さんが思っている。『天下り』なども無駄の温床と言わ

れる由縁がそこにあるのではないでしょうか。国会では自公でも民主でも官僚さんに

取り込まれて『才能』を活かす為には『天下り』を認めようとします。賢い人ばかりの中

でバカな議員さん達などはなるほどそうだなぁとすぐに丸め込まれてしまいます。

 有能な人材であればある程『天下り』と言うぬるま湯の中で楽しちゃダメなんです。

 優秀な人材だからこそ『苦闘』する事で大いに才能が開花するのです。外務省の

外交などはその典型。国益を考えてもとそれぞれが苦闘しなきゃダメですよ。閑話

休題。

 どのお仕事だってそうだと思います。苦闘があってこそ磨かれる。

 折れたらアカン 

 最後はちょっといい話しになってしまいました。(自分への戒めも込めまして・・・)

 

|

« 切磋琢磨 | トップページ | 虚構・・・? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ひな壇芸人・・・東西の違い:

« 切磋琢磨 | トップページ | 虚構・・・? »