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カンブリア宮殿・・・タビオ / 越智直正会長

 今日は仕事が押してしまい、カンブリア宮殿を見たのは途中から・・・(25分経過)。従って

ちょっと薄いレポートかも・・・。まぁご勘弁下さいませ。

 さて今回の企業は『タビオ』と言う靴下屋さんのお話しです。

 越智直正会長さんがゲストでした。

 靴下と言えばもはや生産拠点は海外で・・・と言う業種だと思いますが、私の銀行員時代

でも国内で生産されている所がありました。値段以外の部分で頑張っている業種ですが、

やはり消費者にとっては『値段』はとても大きなウェートがありますよね。大変ご苦労され

てお商売をされていました。

 越智会長は言っています。『売れるモノを売れるだけ作る事。売れないモノは作らない』

『売れ残りと商品は同じ靴下ですが全然違う。売れ残りは【くず下】や。くず以下と言う

意味だそうです。』『理想はラーメン屋さん。注文があってから作るから。売れ残りの靴下

は店頭にあるが売れ残りのラーメンはないでしょ』・・・等々の持論を村上龍さん、小池

栄子さんとお話しされておりました。

 なるほど・・・です。

 まだ語られていました。

 『靴下に携わる皆に利益が出る様に・・・。』

 必ず儲けが出るようにするのだそうです。

 とある協力工場の社長さんが言っていました。

 『タビオさんは値下げの要求をした事がない。ウチが1足800円で売りたいと言うと、

 そこに利益を載せて売られている。他所の会社はまず値下げです・・・。』

 会長が言います。

 『モノありきか、値段ありきか・・・。』

 販売の方でも凄いお話しがありました。

 タビオには靴下の販売店が270店舗あるそうですが、半数がFCだそうです。

 FCはコンビニが有名ですが、コンビニの場合は①商品仕入れ代金、②利益の半分

 がロイヤリティーで吸い上げられる仕組みだそうですが、タビオは①商品仕入れ代金

 のみで、②利益の吸い上げはないのだそうです。ロイヤリティーがないので従属的な

 関係でなく、販売店もタビオに対して感謝の気持ちで仕事をされていました。

『お客の為、自店の為、そしてタビオの為』に仕事をしていると販売店の社長が語って

いました。ご子息がタビオの靴下を扱う分には暮らしていけるので家業を継ぐと言い、

タビオさんにお世話になっているのでせめてしっかり仕事をしなければ・・・とご子息に

語らせる『タビオ』さんなのです。

 売れるモノを売れるだけ作るにはネットワークが不可欠です。タビオの場合は販売店

から1足単位で注文を受けつけ、早ければ翌日には出荷されるネットワークがあります。

工場⇔タビオ⇔販売店 の連携をしっかり作った事がそれを可能にしています。在庫

管理に関してもVTRで放映されておりましたがまぁ見事です。

1例を上げますと、たまたま雑誌で取り上げられた靴下があってそれが売れていると言う

情報が入った。元々は8000足の生産予定だったですが、急きょ5万足の予定に変更して

おられました。工場では糸の段階からそれに対応するとのお話しをされていました。

(分かり難いですか?)

 タビオを軸として、川上(工場)から川下(販売店)までの信頼感があるんですね。

 越智会長は語っています。

 『誠心誠意やる事です。利益よりも靴下の事ばかり考えています。』

 村上龍さんの弁。

 『利益がなければ困るのですが、利益よりも大事なモノがある。』『利益中心ではダメ

 であり、商品ありきでなきゃダメなんだ』

 『利によって行えば恨み多し』なんだ。

 なるほどですね。利益は会社が再生産するための血液ですから血液が無くなったら

 生命が維持できないですが、さりとて血液ばかり求めても仕方がない訳です。(ただ

 このバランスは難しく、欲は無限大ですから・・・ネ。)

  最後にタビオさん、今回の震災でも靴下を被災地に持って行かれておりまして、VTR

で出た営業さんは1日で7000足を配ったそうです。足下が暖かくなれば気持ちも少しは

落ち着くと言う信念でした。奥尻の地震からずっと続けられているそうです。

 これなども『利益よりも靴下の事を考えている』から出来る事なのでしょう。

 村上龍さんの結びの言葉です。

 『売れるモノを売れるだけ作る。売れないモノは作らない。シンプルで正しいが非常に

 難しい事でもある・・・。

 震災の犠牲者への哀悼の意を忘れずに自らの現場で懸命に働くべきなのだ』

 『自らの現場で、懸命に・・・』と言うメッセージが最後に流れました。

 龍さんのメッセージの言葉ですが、1990年のバブル後、『失われた20年』と言われて

いましたけれど、震災後漂流感は影を潜め、皆がひとつにまとまった感が醸造されて

来ている様に思います。

 何を今しないといけないのかがそれぞれ個人レベルで明確になったので『自らの現場

で懸命に仕事をしている』と思います。20年間見失っていた事が分かったのかも知れま

せん。

 やっぱり『頑張ろう日本』であり『ひとつになろう日本』なのだと思います。

 利益よりも大事なモノがありますよ・・・。と言うメッセージも大切だと思いますね。

 何を目標とするのか。理念・理想とは・・・。

 利によって行えば恨み多し・・・。初めて聞いた言葉ですが、なるほど納得です。

 商売は『道』であり、『利』だけを追うものではない・・・。

 私自身も『自分に課せられた役割を果たすべく最大限の努力をする所存ですが、

皆さま方に置かれましてもそれぞれの現場で懸命に頑張ろうではありませんか 

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コメント

初めまして、カンブリア宮殿をみていまして、靴下屋の会長の話をきいてさらに検索をしておりましたら、このブログにあたりました。

詳しく書いてくださってありがとうございます。

頭がさがりました。
こんなに詳しく書いてくださって、ありがとうございました。
与えることをされているのは、御社ですね、感謝でいっぱいです。

投稿: 熊谷留美子 | 2012年7月11日 (水) 16時56分

コメントありがとうございます。カンブリア宮殿と鶴瓶の家族に乾杯の視聴記は
続き物として書かせて貰ってます。もし宜しければこれからもぜひご覧になって
下さい。

投稿: リバー | 2012年7月11日 (水) 21時00分

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