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カンブリア宮殿・・・花まる学習会 / 高濱正伸代表

 今回のカンブリア宮殿(2011・6・2)は『花まる学習会』と言う塾の代表であり、先生でも

ある高濱正伸さんがゲストでした。

 生徒さんが大きな声を出して、楽しみながら学んでいる塾と言ったイメージでしょうか。

 お子様をお持ちの方には有名な塾の様で、お母さん達が生徒集めをしてぜひここで

塾を開いてほしいとお願いされて出来る塾なのだそうです。ちょっと凄そうな塾でしょ。

塾のテーマは『メシが食える大人になる』と言う事で、幼稚園などを寺子屋的に借りて

運営しておられるとの事でした。(フツーの場所もあるのでしょうが。)

 小さな子供の集中力は数分だから、3~5分刻みで算数やら国語やら・・・どんどん

切り替えて行くスタイルで運営されています。四字熟語の音読やパズルみたいなブロ

ック(キューブキューブと言っていました)で頭を使って考える、実際に取り組んでみる

楽しさを教えているそうです。

 『努力して、分かる喜び、分かった楽しさ』を徹底して教えると言うのは、普通の塾

とちょっと違いますね。正解を導き出す事が大切なのでなく、『分かる快感』と言うのは

眼からウロコです。お母さんたちへのインタビユーでは『子供たちがここの塾に行くのは

嫌がらないから・・・』と言っていました。村上龍さんもお母さん達は子供が活き活きと

学び、遊ぶ姿を見るのは嬉しいですよね・・・と語って居ましたが、本当にそんな感じの

子供の様子です。

 19年の歴史を経て、生徒数5000人。1人月8千円~1万円なんですって。子供の輝く笑

顔に花まる学習会の躍進理由があるとの事でしたが、なるほど と思わせる塾です。

 成功体験を経験する、あっ分かった と言う喜びを経験する事で、最後の最後まで

諦めない気持ちを芽生えさせる。『分かった、と言う快感が原動力になるんだ』と言う信

念で教育をしているそうです。

 花まる学習会では1泊2日でサマースクールに行くのですが、自然の中で遊び尽くす事

例えば滝壺に子供が飛び込んだり、川で泳いだり・・・と言った事を経験させる・・・。

 高濱氏が塾の先生になったのは学生時代のアルバイトで塾の先生をやったのがきっ

かけなんだとか。教える事はとても楽しかったのですが、塾の教育方法には疑問を持っ

たそうです。学ぶことは段取りであって課題をこなすだけの教育はおかしいのではない

か?と疑問を持たれた。32歳の時に『花まる学習会』を立ち上げて今に至っているそう

です。

 番組では塾の卒業生への就職活動の応援会なる企画で卒業生を集めて元生徒達に

講演をして彼等と会話を交わしていました。

 『合わない』と言うのは現代病で、『合わせて行くのが人生だ』。自分と合わない人や

世界を捨てて行くとどんどん世界が狭くなってしまう。ニートになってしまう。自分が

変えて行くんだ・・・。

 卒業生からは『やりたい事をやれるだけやってみたいと思います。』の笑顔がありま

した。ここは花まるで学んだ『解く力』が生徒には身についているからこんな反応に

なるのかも知れませんネ。

 高濱さんは『逆境を楽しむ事、反骨心だったり気骨だったり・・・』そんな子供を育てた

いと真剣にお話しされていました。『メシが食えると言う事は手に技術を持つ』と言う事

です。

 龍さんが『今の若者には生きる意欲が乏しいのでしょうか?』と尋ねると、高濱さんは

肯定しながら『今回の震災では心を揺さぶられたのではないでしょうか』と話しておられ

ました。

 親から何でも与えられるので不自由を感じなくなっているのですが、不自由を与えて

それをクリアさせるのが教育なんだと思っていますと高濱さん。それがすなわち『メシが

食える大人を育てる事』なんだと言う事です。

 先のサマースクールを踏まえて、村上龍さんは『自然の中で自分の小ささを学ぶ事。

自然は怖いものだと学ぶ事は大切ですよね。』と高濱さんに語りかけておりました。

 普段の家族の会話の中にも大切なモノがある・・・と言って高濱さんは2つの例を出し

ていました。

Aパータン。

母 『今日はどういう勉強をしたの?どこか分からない所はなかったの?』

子 『ここが分からなかった・・・。』

母 『ちゃんと分からないところは先生に教えて貰ったの・・・?』

Bパターン。

母 『今日はどういう勉強をしたの?どこか分からない所はなかったの?』

子 『・・・て言うか腹減ったんだけど』

母 『私も忙しいから買い物に行ってくるわ・・・』

 この『て言うか腹減った文化』と言うのが家族の会話の中には一杯氾濫しつつある

事が困ったことで、会話が成立していないのはNGだそうです。小さい時には特にちゃん

とした会話をする事が大切であり、子供が育つに従って親子の会話がだんだん少なくな

って行くのはOKだそうですよ。『言葉の力がメシを食える大人に育てる』と高濱さんは

話していました。

 『叱る』ことについても面白い話しをしていました。

 叱る時には厳しく叱らなければダメ。正しい叱り方は、厳しく・短く・後を引かず・・・なの

だそうです。富士型で叱る事。八ヶ岳連峰型でずっとダラダラと叱り続けるのはNGです

と話していましたが、私も大いに反省をしなければなりません。叱る事はとても難しいで

すから、『叱り方』についてお話しされたのでしょうね。

 村上龍さんと小池栄子さん、高濱さんの座談会では・・・

『最近のお父さん、お母さんは大変だね。』とお話しされていました。

 高濱さんは『お母さんになる前までは、職場や家庭でちゃんと誉めて貰えたのに

家庭に入って子育てを始めると、誰も誉めてくれない。ねぎらいの言葉がかかる事が

ない・・・』と話していたのが印象的でした。

 子供は大人を見ているのですが、早く大人になりたいな  と思わせる事って大切

ですよね・・・。と言うのが結びでした。

 村上龍さんのショートエッセイです。

『どんな時代にも対応できる『理想の教育』と言うのはない。富国強兵の時代から優秀な

兵士と工場労働者が求められてきたが、当時のコンセプトに代わる考え方とシステムは

いまだに確立されていない。高濱さんは子供達を『メシが食える大人に育てようとして

いる。今、自分の力で『うまいメシ』を食える大人は少ない。『楽しそうだから早く大人に

なりたい』 そう言う子供たちが増える事が日本の教育には必要である。』 

 なるほど・・・です。

 最近は私学で全寮制の大学で、『食える大人』を育てる教育をしている大学があると

聞きます。私は京都の大学を卒業しましたが『知識』は教わりましたが、『それで』と言う

事はアルバイトと社会人経験で学びました。学校教育では『処世訓』などは学ぶところで

はないと思っていましたが、学べるものであれば学んでおいた方がいいですよね。

 花まる学習会の教育・・・課題を解く楽しさを学ぶ、快感を得る・・・と言うのは究極の

学習法だと思います。ハイテンションで声を出したりするのもスポーツで得られる快感

と問題を解く喜びは一緒・・・と言う事、つまりは動機づけを『快感』と考え、積極的に

ことに当たる事、気骨を育てるなんて言うのは普通の塾では学びませんよネ。

 そして子供の教育ではなく、親を教育する事で子供を教育すると言うのも凄いなぁ~

と思いました。塾にとって向かい合うべきお客さんは子供でなく『親』であり、親が本当

に求めている事は成績の上下でなく『学ぼうとする力』であり『取組』です。これを子供

がメシを食って行ける様にする力と表現して、実際にそれを授ける。ニートにしない

教育の姿がそこにはありました。

 お父さんはなるほどお仕事で誉められる事はたくさんあるのかも知れませんが

お母さんって・・・しかも核家族だと家事・子育てで誉められるって経験はなくなってしまう

モノですね。ご夫婦で誉めあえばいいのかなぁ~。子育てにお父さんも参加するって事

なのかな 私には奥さんが居ませんので・・・誉めるべき相手が居ないのが辛い所で

すが、もし万一子供が出来たら・・・(多少順番が違ったり、ある所から無い所に来てく

れる事も含めて) 心して取り組まなきゃダメですね。

 親が子供に勉強しなさい・・・とウルサク言うのは、子供が将来食っていける様に自分

が出来るだけの事を子供に託そうとする行為ですが、有名大学に行く事がすべてでは

ないですもんね。食っていく力が備わればそれで充分なんですもんね。

 塾・・・って子供の成績を上げる場所と思っていましたが、成績を上げるのは何の為?

と考えて行くと『子供に将来食っていく力をつけさせる為』により良い条件の進学をさせ

ようとしているんですよね。でも記憶として用語や公式を覚えてもあんまり意味はなさそ

うです。もっと本質を追う『塾』と言うのはなかなかなかった存在だなぁ~と感心した今回

のカンブリアでした。

 

 

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コメント

花まる学習会の特集おもしろかったですね~私も塾を運営しているので感銘することが多々ありました。高濱さんのような指導ができるように頑張ります!

投稿: 個別指導塾成績アップゼミ | 2011年6月 3日 (金) 14時41分

私もその番組をみましたが、すばらしいですよね。
子供たちがいきいきとしている。
わたしももっともっと褒めていきたいとおもいました。

投稿: ゆう | 2012年3月10日 (土) 22時48分

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