渡線橋 (とせんきょう)
我が事務所の前にはJRの線路があります。
貨物線、武蔵野連絡線、東北・高崎線、京浜東北線が並行して走って居ますので
かなりのボリュームがありまして 必然的に幅もありますから踏切はなく渡線橋(と
せんきょう)か地下通路があって歩行者と自転車はそれを利用します。自動車の線路
越えはなかなか大変で 最も近い橋までグルッと迂回をします。
さてさて渡線橋です。
そこはたくさんの電車を見下ろす絶景ポイントになる訳です
小さなお子さんを連れて来てここの渡線橋でお子さんを遊ばせている親御さんやおじ
いちゃん、おばあちゃんがたくさんいます。
子供たちは次々やってくる電車の線路の上に行っては大喜びをしています
なんとも微笑ましい風景なのでこの景色が好きなのですが、そこに一役買ってくれて
いるのがJRの運転手さんたちなのです
子供たちが渡線橋の上から電車に向かって手を振るでしょ
そしたら50~70%位の割合でタイフォン(汽笛)を鳴らしてくれるのです もちろん
長くウルサイ音ではなくて、短く『ポッ』とか『ピー』とか。。。電車によっても音が違いまし
てガラガラ声の中村玉緒さんタイプや、妙に甲高い小林 旭さんタイプの電車がいたり。
その度ごとに橋の上ではお子さんが嬉しそうに小躍りしながら笑っています。親御さん
やおじいちゃん、おばあちゃんもニコニコ です。
きっとタイフォンを鳴らしてくれる運転手さん、電車が好きで好きで堪らないのでしょう。
ちょっとしたサービスですネ。危険を予期して鳴らすタイフォンもありますがポッと鳴らし
てくれる運転手さんは笑顔か優しい顔で橋の下を通過して行かれます。
きっと職業意識の高い運転手さん達なんだろうな~と思います
そして橋の上で小躍りして喜ぶ子供たちの何人かはあの椅子に座って自分もタイフォ
ンを鳴らしたいと思うのでしょうね
私も一番最初になりたかったものは『ウルトラマン』で、その次が『電車の運転手』でし
た (同世代は仮面ライダーのファンも居るのですが、私の場合は仮面ライダーの
握手会が住まいの近くでありましてね。握手会の行列に並んでいてもうすぐに自分の
番だと思った時に。。。きぐるみが暑かったのでしょうか、ゲー吐いたんです。それで
慌てて興行師のおじさんに楽屋に連れて行かれました それ以来、仮面ライダー
はキライになってしまいました。)
仮面ライダーはもちろんプロがやっていたんではなくてアルバイト君なのでしょう。
バク転やキックなどの技などする訳でなく、ただただ握手をして仮面ライダーの絵の
スタンプが押してあってそこにサインをしていた様にも思うのですが。。。これは記憶
違いかなぁ~。まぁ、仮面ライダーの営業ですよね。10軒ばかりお店が集まった商店
街のオジサンにペコペコしている仮面ライダー。。。あまり格好良くなかったもん
その点、JRの運転手さんのこのファンサービスったら。。。
子供には運転手さんじゃなくて電車が話しかけてくるように見えてるんじゃないかな。
鉄道員(ぽっぽ屋)。。。と言うのでしょうか
鉄道博物館も素敵な施設ですが、なんてったってここの渡線橋は実物が自分に声を
かけてくれながら走って行く 安全なビューポイントですからネ。しかも職業意識の
高い運転手さんの『誇り』も感じられる所です。定時走行が出来るひとりひとりの運転
手さんの『魂』と『ちゃめっけ』 が感じられる魅惑のスポットなのでありました。
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コメント
Great atircle, thank you again for writing.
投稿: Lorrie | 2011年10月 3日 (月) 21時06分
Wonduerfl explanation of facts available here.
投稿: Voncile | 2011年10月 4日 (火) 08時44分