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カンブリア宮殿・・・ハッピー 橋本英夫社長

 今回のカンブリア宮殿(23.9.29)はクリーニング屋さんの『ハッピー』さんです。

 服にはお客さんの魂が宿っている。大切な服を蘇らせる。。。と言う発想で無店舗で

営業をしているクリーニング屋さんです。無店舗でどうやってクリーニングサービスを

受けるのかと言うと、お客さんが服を直接工場に送るのだそうです。

 ???。クリーニングして欲しい服を『ハッピー』さんに送ったとしてどうなるのかやって

みましょう。

 服はまず写真を撮られ、ボタンを外されます。そして汚れの確認をしながらミリ単位で

採寸されます。縮みがない様にする為に寸法を測るのだそうです。送った服は電子カル

テに汚れの箇所や程度などから寸法まであらゆるデータが入力されます。

 その上で工場から電話があってカウンセリングを受けるのだそうです。汚れの箇所と

洗剤により色あせの可能性がありますよ。。。なんて言うお話しをやりとりします。

 その上で技術を尽くして徹底的にキレイにして、最初に撮った写真をもとにボタンを

取りつけます。もちろん糸の太さや縫い方まで元に合わせて縫う訳です。そしてご返却

と言う運び  

 クリーニング代はワイシャツ1枚・6,000円、ジャケット7,000円なんですって。

  私はイージーオーダーでスーツを創っていますが、メタボになったりダイエットしたり

で毎回、採寸する人に『ご病気でも。。。』って言われる位、大きく値が変わります。

 こんな私には魂が宿る服なんかありません。。。 

 服は消耗品だから合わなくなったら捨ててしまいます。これって消費型思考なのでしょ

うか。キレイにはしていただきたいですが、そこまでして同じ服を着続けたいと言う気持

ちが私にはありません。

そもそも車にしても家にしても『思い入れ』、『想い出』はありますが、それにこだわらな

ければならないモノだとはあまり思いません。もちろんモッタイナイ精神はありますし、

長く使い続けていってもらう努力は大切だと思います。ただ車や家は家族構成が変わ

る中で、それでもなお今までのモノを使い続けなければならないのかな?と思うのです。

クリーニングからは脱線しますが、例えば子供が小さい内はワンボックスカーが便利だ

と思います。家も2LDKから子供が増えたり大きくなれば3LDK、4LDKなんて間取りも必

要になるかも知れません。ただ子供が巣立っていけば今度は大きな家は必要なくなると

思うんです。家庭菜園などが無ければ、思いきって都会のマンションに住んでもいいと

思います。暮らしに合わせたモノを最低限だけ持つ暮らし。。。が素敵だなと思ってい

ます。

 ただ仕事柄、今まで住んでいた家、想い出の一杯詰まった家は、その価値をご理解

いただける人に譲って引き継いだ方がこれからまた長く使い続けていただければいい。

モッタイナイと言うのはそれが合理的なんじゃないかな~と思っています。あまり執着は

しないのが良いと私は思っています。

 だからちょっと今回の『ハッピー』さんのお商売はなかなか理解しにくいモノでした。

 村上龍さんが言う所の『中産階級』だから私には理解できない。。。と言うのが正解だ

と言うのは良く分かります 

 富裕層で、高い服をお持ちで、かつ体系が若いころからずっと一緒な方にとってはい

いサービスなんでしょうね。半年間で太ったり痩せたり、また太ったり、太ったり  す

る私には向いてないと割り切って。。。『サービス』として、橋本社長のお話しに沿って書

きますね 

 ハッピーさんも昔は即日仕上げで価格競争に挑んだクリーニング店を展開していたそ

うです。最盛期には50店舗のお店があった。ところがある日、毛皮のクリーニングで毛

皮を縮ませてしまった。そこで社長直々にお客さんの所にお詫びに行ったそうです。(そ

もそも社長がお詫びに行かない会社もありますけどね。) そこでお客さんにどれだけ苦

労してその毛皮を買ったのかコンコンとお話しされた。そこで橋本社長は考えます。

『クリーニング品はお客さんの思い出、思い入れがいっぱい詰まった品』なのに、価格

競争に四苦八苦している自分はお客さんの為の技術を結果として疎かにしているので

はないか。。。なんてツマラナイ仕事をしているのだろう。。。お客さんの大切な服に徹

底的に向き合うべきなのではないか。。。

 それで大転換、50店舗を全店閉鎖して、今のスタイルであるお客さま本意の宅配クリ

ーニングに向かうのだそうです。【差別化】と言えば聞こえはいいですが、かなり大胆な

対応ですネ。お客さまからの絶対的な信頼を勝ち取るサービスなのだそうです。

9月から西武百貨店・池袋店と業務提携をしたそうです。どんな業務提携なんだろう。。。

百貨店のスタッフはとても喜んでいると番組では言っていましたが。。。

 なんの事はない、『ハッピー』さんにクリーニングを出す窓口なんですって。ハッピーさん

にクリーニングを出すことで百貨店で買った服が永く着られる事をPRしており、それが

購入のポイントになると言うのですから。。。ちょっとビックリしました。それだけ技術が

信頼されている、サービスが認知されていると言う裏返しですね。西武百貨店だけでな

く阪急百貨店他、5件の提携を既に結んでいるそうです。

 ハッピーさんは京都の会社です。元々、京都の『着倒れ』文化 (大阪は食い倒れです

ね  ) の中で育ったから。。。と橋本社長はお話しされておりました。この時でもなお

私は勘違いしていたのですが、『着倒れ』と言うのはそれだけ着る物にお金をかける。。。

事ではなく、ボロボロになるまで着倒す事なんですって  全然知りませんでした。

 なるほど京の人間は始末屋さんが多いですからネ。もったいない・モノを大切にする

と言う事に徹底的にこだわりたい。だいたい自分の服と言うモノは思い入れがあるので

なかなか捨てられないモノです。どんどん服が増えて行くのですが、途中で黄ばんだり

するからやむなく捨ててしまうと言うのが本当の姿でしょう。その黄ばみを技術で真っ白

にする。。。それが『ハッピー』さんの仕事なのだ。。。そうです。

 例によって村上龍さんのショートエッセイです。

 衣服には魂が宿っている、橋本さんはそう考えている。だからハッピーが提唱す

る衣服のケアメンテは医療に似ている。単に洗うのではなく衣服の機能美を総合

的にメンテナンスするのだ。だが、魂が宿る衣服は基本的に高価だ。サービス業

は中産階級の没落により変化を求められている。低価格競争を勝ち抜くか、富裕

層を狙うか、新しい価値観を提示するか、選択肢は少ない。戦略の無い中途半端

なサービスはいずれ淘汰されてしまうだろう。

 私は服を消耗品と考えていますからそもそも高価な服は買いません。だって太ったり

痩せたり、太ったり、太ったり。。。もういいですね  身体が変化してしまいますから

今が大切なんでね。そんな私の服には魂は宿りませんワ。

 でも古着なんかでも変に『魂』を宿らされたら嫌やなぁ~。モノを大切にすると言うのは

『着倒れ』文化の京都人には自分が最期まで使い切ってあげることで成仏すると言う精

神なのかな。分からないでもないけれど、執着しないでその価値がより分かる人に譲っ

たらいいのに。。。なぁと私は思うのですけれど。

 『サービス』に関しての村上龍さんのご意見はもっともな事だと思います。

 低価格競争は不毛の戦いだと、どなたかのカンブリア宮殿の感想で書きました。そこ

に真っ向から立ち向かって、しかも市場を自分で創られた。。。と言う事はとても素晴ら

しい事だと思います。万人に支持される必要なんかない訳です。卓越した技術で洗濯

してもらいたい人もエリアではそんなに居なくても全国レベルでは充分に商売になる。

低価格競争ではなく技術競争、仕事をしていてもこんなに楽しい事はない  

 低価格競争との決別をした橋本社長だからこその『名言』でしょうね。

 市民講座で『お洗濯・シミ抜きの裏技講座』をやっておられるそうですが、それもこの

精神から来る所なのでしょう。(若干はお商売のPRも入っているでしょうけれど。。。)

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