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カンブリア宮殿・・・カーブドッチ 経営者 落 希一郎さん

 面白かった 

 やんちゃなおじさんと言う感じの落さんが今回のカンブリア宮殿のゲストです。

 カーブドッチって私には初めて耳にした言葉だったですが、新潟にあるワイナリーさんな

のだそうです。

 偶然にも昨日、武蔵浦和の『ブルチャーク』さんと言うワイン居酒屋さんで打上会をした

所です。ワインづいているみたい。これも何かのご縁かな  

 私はあまりお酒をいただけませんのでワインの事はあまり分かりません。ちょっと番組で

紹介されていました内容をさらってみますね。

 カードブッチさんは新潟でワイン用のぶどうから栽培されているワイナリーさんで年間

6万本ほどのワインを製造されています。1番人気のワインは3,360円なんですって。

6万本の内95%はワイナリー内での販売、残り5%が小売りとネット販売だそうです。

なんでも東京や横浜、名古屋からここのワイナリーを目指してお客さんがやって来るそ

うで年間30万人ものお客さんが来るそうです  

 落さんはドイツの国立ワイン学校を卒業されヨーロッパで武者修行を終えた後、20年前

にぶどうの栽培に適した土地として新潟に目をつけて開墾を始めたそうです。銀行がカネ

を貸してくれなかったので『ヴィノクラブ』と言う会員制の活動を始める。ぶどうの苗木の

オーナーになってもらう制度で1口1万円。特典は毎年1本のワインを10年間届けて貰える

らしいです。今もその制度は続いていて1万人も会員さんがいらっしゃるとの事。新しい

ビジネスをする時には銀行はカネをなかなか貸しませんからこれは新規事業には参考に

なる制度ですね。(もっとも落語にも出てくる『奉加帳』と言う仕組みが日本にもあったので

すけどねぇ)

 落さんのワイナリー経営は面白い哲学がいっぱいあって、頑固者のやんちゃさん。

とっても魅力的なオヤジさんです。やりたい事、好きな事を無理せずやっておられるので

いい顔をしています。達観した所があって素敵で、こんな風に生きたいなぁと思わせるご

仁でした。

 なんでも6万本も作っているのに・・・東京と言う競争の激しい所にワインを持って行って

商売する気は全くない。もっと大きくしたいとも思わない。ただ考えているのはワインを

美味しく飲んでもらいたい・・・と言う事だけ。広い敷地には数軒のレストランがありドイツ

料理やフランス料理など、ワインの種類に合わせたお店を建ててワインの為のお料理を

出しておられます。お客さんは好みのワインに合うお店に入って美味しいワインとお料理

をいただく。ワインを飲んだら首都圏から出掛けた人は運転できなくなってしまいますから

宿泊施設や露天風呂なんかも作っておられました。箱モノがあっての運営ではなく、ワイ

ンを美味しく飲んでいただきたいから作って行った施設なんですね。東京の激しい競争に

身を委ねて大きな売上を獲って来るのではなく、東京からお客さんを連れて来よう・・・。

そう考えているとの事  面白いなぁ 

 国産ワインって言うと私もあまり良いワインは無いと思っていました。(ワインの味が私

には分かりませんから・・・。) 落さん曰く、昔はそうだったそうです。と言うのも外国産の

安ワインを買って来て国産のモノをちょっとだけブレンドして『国産』として売っていたそう

です。もちろん美味しいはずがない。EUではワインの質を下げない為にちゃんと法律で

管理されているのに日本では果実で作ったお酒と言うくくりしかワインにはないんだそう

です。だから混ぜ物が許される。本物を創らなければと落さんは頑張られたし、それを

応援する『ヴィノクラブ』もヒットしたのでしょうね。ワインだけでなくお酒全般に、『このお

酒が好きなんだ~』と言う嗜好が強く出ます。このワイン美味しいよって知人に紹介する

のも嬉しいし、そのワインを誉めてもらったらなおの事喜びも増しますよね。そんな会員

が1万人・・・。その1万人がまた人を連れて来ますから・・・年間30万人も、わざわざ1本

3千円のワインをいただく為に首都圏から4時間30分もかけてドライブするのでしょう。

 さてさてここからがまた凄い噺。

 ナパバレーと言う所があって400軒ほどのワイナリーが集まって、ワイン好きな方が

そこを目指してやって来る町があるんですって。落さん、それを日本でも創ろうとしてい

るんですよ。若者たちがワイナリーを創るべく全国から集まって来ているんですって。

そして既に生産が始まっている所もあるそうです。落さん、今まで培った技術はどんど

ん惜しみなく提供していました。自分の所のライバルになる様なワイナリーが出来れば

いい。それが新潟のカードブッチさんの周りに集まってくれれば・・・ちょっとの年月で日

本のナパバレーが出来るんですよって笑いながら落さん、お話しされていました。

 その姿のなんと素敵な事でしょう。ワインが飲めない私ですが、こんな噺を聴いてしま

ったらワイン好きにならなきゃ仕方が無いでしょう・・・ってな感じです。

 ワインは均一のモノを大量に作るものではなく、地産地消に最も適した農産物だ 

とお話しされていましたね。自分の規模を広げるのでなく、個性的なワインが集まる集団

を創るのが強さになる。その落さんに共鳴した若者がどんどん集まっているそうです。

 なんでもワイナリーを創るのには5000万~6000万円かかるらしい。落さん曰く、その半

分の3000万円位は自己資金を持っていないと厳しいなぁ~と言う事でした。ワイナリー

設立3分メモです  なんでもそれで年間1万本位のワインが作れる規模のモノが出来

るそうで1万本程度だと販売等のコストも含めて効率が良いのだとか  

 この番組を見たら・・・ワイナリーを創りたいなぁ~と思う若者がいっぱい出来ると思う

なぁ  私自身、もう少し若ければ・・・やったかも知れないもの 

 それ位魅力的だと思いました。

村上龍さんのショートエッセイです。

『落さんのワインは「おいしい」と言う曖昧な評価を越えるものだった。誠実で、陰

影のある香りと味わいがあった。要するに本物だったのだ。ワインは基本的に「

地元」のものであり、移動させると味も香りも落ちる。新潟の人々は本当に幸福だ。

周辺には複数のワイナリーができつつあり、いずれ東洋のナパになるだろう。

日本は全体的には衰退しつつあるが、やりようによっては真の意味で豊かになっ

ていく可能性があるのだと、そう思わせる人々と地域が、数は少ないが確実に

存在する。』

 龍さんもワインはお好きなのでしょうね  

 昨日の武蔵浦和のワイン居酒屋『ブルチャーク』さん、ほぼ席は満席で我々も4時間

30分も居たのですが、我々も周りのお客さん達もなんとも素敵な笑顔がありまして、

皆さん至福の時間を楽しむように・・・それこそ長居をされておりました  

 美味しいワインとそれに合う美味しい料理は人々を幸せにします  

 ワイナリーや酒蔵なんてモノは江戸時代から続いています・・・と言うものなのかなぁ~

と思っておりましたが、若者が美味しいワインを目指してぶどう作りから始めているなん

て素敵な噺じゃないですか。

 『ぶとう』って神経質でデリケートな植物なんですよ・・・って笑いながら私も言ってみたい

なぁ~。ぶとうだけでなく若者達とワイン村を創ろうなんて・・・なんて素敵な事なんだろう。

気負いもなくてひょうひょうと・・・  

 なんてすばらしい生き方をしているオヤジだろう・・・と敬意を持って拝見させていただ

きました。美味しい味覚を提供するって素晴らしい事ですよね  

 新潟のワイン  ちょっと意識したいと思います 

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