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カンブリア宮殿・・・ファニチャー・ラボ 社長 / 堀 雄一朗さん、FUWA METAL USA 社長 増井 重紀さん

 平成24年の第一弾のカンプリア宮殿は特番でした。

 『日本人よ、世界で戦うサムライたちを見よ!』と言うタイトルがついております。

 いつもより時間も延長して、ファニチャー・ラボの堀雄一朗さんと、FUWA METAL USA の

増井重紀さんをゲストに迎えて、それぞれ別個にインタビューをするスタイルで番組進行さ

れておりました。

 ざっと大まかに『ファニチャー・ラボ』さんから説明しますと、一点ものの北欧家具のデザ

イン性を提携したラヴァル社の力も借りて取り込んで、上海でモノ作りをする。『クラフト

マンシップ』を出せるモノ作りに拘って2008年に創業、今や世界63国と取引する家具製

造メーカーになった・・・。

 クオリティと高いデザイン性を持った家具を安価で販売したいと考えておられるそうで

す。村上龍さんが面白い問いかけをされておりました。北欧の一点ものの家具を頼むと

だいたい1つで100万円位かかりますよね。ファニチャー・ラボさんだとどれ位の価格で

創れるのでしょう?その回答は、一点モノではないけれども同等クラスのモノであれば

数万円で出せるでしょう・・・との事でした  

 モノ作りにおいて人件費の安さが魅力だった中国市場ですが、人件費が高騰してもは

や魅力が無くなったと言われる上海になぜ製造拠点を作ったのでしょうかと龍さんが質

問してました。堀さん、『中国の人件費の上昇については、効率の悪さが問題なんだ』と

分析しておりまして、その為に効率を求める工夫をいろいろ具体的にやっておられまし

た。ルールがなかなか守られない国民性と戦う姿がありました。『成果主義』が一番中

国には合っているそうですよ。

 『クロスカルチャー』がこれからキーワードだと話してました。高い文化を融合する事で

産まれる非常に質の高いデザイン性がそこから出てくると堀さんは考えている様です。

チーフデザイナーのデンマーク人の方を連れてコシノジュンコさんと面談し、西陣織の

老舗で素材を探しておりました。日本の良い素材をもっと使って行きたい。北欧家具に

乗せて日本文化も発信したいと言う事でした。

 今までは企業からの注文を受けて生産するスタイルだったのですが、いよいよ上海

にエンドユーザー向けのお店を出店しようとお店づくりをしています・・・と言う所で紹介

が終わりました。頑張って欲しいモノです。

 村上龍さん、こんな質問もされました。

 商社に入社した若者が海外赴任し、そこで得たビジネスソースや人脈などを活かして

独立する人が多いのですが大半は失敗しているようです。堀さんとは何が違うのでしょう

 『大局的にモノを見る様にしています。その商品の価値を分かるたくさんの人に目を

向けるべきだと思います。』 つまりは日本市場に執着しないと言う事ですね。

 番組タイトルの『世界で戦うサムライたち・・・』の言わんとしている所です。

 続いて FUWA METAL USA の増井さん。

 FUWA METAL USA と言う会社は鉄のリサイクル屋さん。炉で再生産をする方ではな

くてクズ鉄を売るお仕事をされています。

 増井さん、冒頭で 『鉄は一度精製されるとどんどんリサイクルされて生き続けるモノ

であり、それはロマンだ』と語っておられました 

 鉄って70%は鉄鉱石から高炉で溶かされ、バージンスチールとして生産され、それは

自動車などに使われるそうで、残り30%が電気炉で溶かされ再利用される。それは主に

建築資材として利用されているそうです。昔は自動車のスクラップは不純物が多くてレ

ベルの低い鉄くずだったそうですが、今は精製技術が上がっていい鉄くずとして取引さ

れるそう。一トンで3万円位で取引されているとの事でした  

 さて、どれ位のマーケットかと言いますと、30%のリサイクルの方で1兆8000億円市場

なんですって。アメリカではその大部分が大手で独占されている。その大手の一角で

増井さんはお仕事をされていたそうです。そこを退職して従業員6人の会社で鉄くず界

に革命を起こす活動をされている・・・それが FUWA METAL USAだそうです。

 大手が寡占してしまうと仕入は安く買い叩かれ、購入も高くなってしまう。大きくなって行

く利鞘を寡占企業が独占する、それが嫌になったと言う事でした。鉄くずは集め、輸送す

るのがなかなかに大変で、効率を上げる為に海運が利用された。港そばの大きな土地

と船が必須だった。だから大手でなければ出来ない仕事であり参入が難しい市場だっ

た。そこで増井さんが考えだした方法が『コンテナ』の利用であり、コンテナの積込みの

手間もコンテナごと立ててしまって上からガサガサと鉄くずを入れちゃえば大きな敷地

も船も不要でかつ輸送もしやすい。だからコスト競争力が出るだろう  と言う事なん

ですね。またそれで終わりではなく、その価格競争力を活かして小さな鉄くず屋さんから

安く買い叩かれていた鉄材を高い価格で買ってあげて、また安い価格で海外に売って

上げているそうです。高く買って安く売る。商売の鉄則から言えば正反対の事をやって

いるので『革命』だと言ってました。鉄くずを買い取る側・・・台湾などで建材になるケー

スが多いとの事ですが、鉄くずによっては(大きさや厚みが関係するそうです)、ベトナム

などに輸出されて個人規模の電気炉で溶かされ・・・つまりは容量、処理量が小さい訳で

す・・・鉄製のシャベルになるそうです。(大阪人の私と世間一般で、スコップとシャベルが

逆転しているそうで・・・家庭菜園に使うヤツじゃなくて土木現場などに使うヤツです  )

今では500~700社がコンテナを立てて鉄くずを詰めて運ぶようになっているそうです。

大手寡占を相手に善戦していると言う事ですね。

 たった6人の小さな会社がアメリカの寡占企業を相手に善戦し、世界を相手に仕事を

している・・・『世界で戦っているサムライたちを見よ!』なんです  

 龍さんの増井さんへのご質問は『今の日本を見てどう思うか?』

増井さんは次の様に答えておりました。

『文句を言うより、自分でやれよ・・・今の日本を見ていてそう思う・・・』 

 恒例の村上龍さんのショートエッセイです。

増井さんの名刺には英語、それに堀さんの場合は英語と中国語の表記がある

だけで、日本語は併記されていなかった。日本がメインの取引先ではない証で、

真の国際ビジネスの象徴だと思った。お二人は、年齢も経歴も扱う商品も違うが

、共通点がある。日本を覆う閉塞感から自由、と言うことだ。外部の人々と真剣な

コミュニケーションを持ち、果敢に旧来のパラダイムに挑戦する、それが閉塞感

の打破に繋がる。解放感と充実感を持っているお二人は、話しが極めてロジカル

で、また笑顔がとてもすがすがしかった。

 来週がカンブリア宮殿はお休みの様で、なんとも濃い新年一発目の放送でした。

 なんとも消化不良感がいっぱいのレポートでスイマセン。

 『内向きの閉塞感に覆われている日本』これは失われた20年とも重なる言葉ですね。

 増井さんが話すように・・・私も文句ばっかり言ってますわ  もうそろそろやらなきゃ

ダメだ・・・と言う気持ちも持っています  そこでも震災は大きな役割を果たしてくれて

いるのかも知れません。日本国内、あちらこちらでそう言うパワーが湧いて来ている気も

するんです。日本もようやく再生しようとしているのかも知れません。

 ジャパンシンドロームから立ち直る気配と言うのかな  

 それぞれひとりひとりが頑張らなきゃなんですよね~  

 頑張る事も楽しいんですよね 

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