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ブラタモリ 国分寺後篇 鉄道総合技術研究所

 1月26日(木)22時~と言えば、本ブログではカンブリア宮殿なのですが・・・『アニコムHD・

社長、小森伸昭さん』には申し訳ないですが m(__)m 鉄ちゃんの私としては、『ブラタモリ』

に浮気をしてしまいました 

 ブラタモリ・国分寺後篇 ☞ 鉄道総合技術研究所・・・タモリさんの鉄道番組は面白いん

ですよ。地下鉄の回は再放送で深夜に見ていたのですが、今回だけはカンブリア宮殿より

もブラタモリを見させていただきました  

 タモリ倶楽部の京急シリーズなんかも面白いんですよね。タモリさんはマニア度合いが

ヘビーですから鉄道を紹介するのには最適です。今は亡き原田芳雄さんとのタモリ倶楽

部は最高だと思います。(You Tube にはアップされていますね)

 前置きが長くなりました。

 鉄道総合技術研究所・・・略して『総研』。

 一般人はなかなか入れないエリアです。入るとすぐに赤いテントウムシのリニアモータ

ーカーが置いてあります。私の様な中年世代はリニアと言えばあの赤いテントウムシで

す。そしてその奥には平成9年、500キロで走った青いリニアも置いてありました。知らな

かったのですがリニアモーターカーは運転席がないそうです。運転手さんがリストラされ

てしまいますね。総研の方曰く、時速500キロで走っているので人間が操作できないのだ

そうです。それでフロントがノペッと青と白で塗られていたのですね。NHKだけにガッテン

しましたでしょうか  

 続いて広い構内にある実験線に。この時は『ハイトラム』と言う電車を走らせておりまし

た。路面電車と普通の電車いずれにも使えて、パンタグラフから電気を取り込み、蓄電

池でも走れる電車だそうで、路面電車はトロトロ走るイメージがありますが、交通の妨げ

にならない様に40キロで走る事を想定して創っているのだとか。もうほぼ実用段階まで

来ているとの事でした。北陸で路面電車が成功していますし、被災した東北、殊に津波

の被害で線路が被害を受けたエリアでの路面電車化も検討されているとの事ですから

こういった研究が実ると素晴らしいですね。費用が低く抑えられると廃線にならずに済む

鉄路も増えるんじゃないかな。

 鉄道総研だけにちょっと脱線しました。

 ツマラナイおやじギャグは置いておいて  その次は車輛試験場へご案内です。

 新幹線ひかり号のあの時代に、台車の試験をした施設が倉庫として残っておりました。

 ひかり号の台車の研究は脱線との戦いで大変なご苦労があったと聞いております。そ

のご苦労の跡を遺跡として遺しているのですね。1964年当時、高速列車なんてなかった

訳ですから台車ひとつとっても研究に次ぐ研究で、ようやく辿りついた弾丸列車、夢の

超特急だった訳ですよね。タモリさんが開業してすぐに乗った新幹線、当時は車輛前部

にスピードメーターがついていて、メーターが200キロを超えると拍手したかったものです

と話してました。そのシャイな感じがタモリさんらしいです  カーブやらでそんなに200

キロは越えないんですけどねとも。総研の方も鉄ちゃんですから、車内の皆さんも同じだ

ったのではと話しておりました  

 車輛試験場を出ると狭軌と標準軌の4本のレールが敷設されている分岐器つまりは

ポイントがあります。タモリさん手動のポイント切替えを体験されていましたが・・・私も

やりたい  と思ったなぁ。全国の鉄ちゃんも同じ想いの瞬間ですね  

餘部鉄橋の橋げたの一部も保存されておりました。あれで実験をする予定ですが、何の

実験をやるかはまだ未定・・・との事。総研の鉄ちゃんの仕業だろうと思います 

何の実験に使うか分からないけれどもとりあえず運んで、置いておこう・・・。大らかです

ね。でも100年経過した鉄橋の橋げたなんかめったにお目にかかれない代物ですから

何かと研究する素材にはなるみたいでした。

私は高校の頃ですから25年前ですね、餘部のユースホステルに友人と泊った事があり

まして、その際、ちょっとだけあの鉄橋を歩いて渡りました。電車が近付くと『危険です』と

アナウンスがあったのと、山陰線は元々本数も少なかったですから歩くのは平気でした。

そのメンバーと『スタンドバイミー』と言う映画を一緒に見に行った仲間でしたからね。

 もちろん事故も無く途中で引き返した訳ですが、それからしばらくして強風で餘部の橋

から列車が落ちたとニュースで知りました。風の危険度と老朽化で鉄橋はアカンと言う事

になって今はコンクリの橋になってますね。餘部は・・・。またまた脱線 

鉄道総研は研究者さん達の巣な訳ですが、研修で『枕木交換』と言う実習があって、線路

を固定する犬釘と言う釘の親玉をハンマーで打ち付けるのだそうです  うわ~、それ

もやりたい~。番組は違いますがタモリ倶楽部では京急の巻きの時に、新しい線路の敷

設をタレントさん達でやっていました。あれも見ていて羨ましかった~。

 続いて降雨の実験棟。200ミリ/時までの雨の実演が出来るそうで、盛土や土手の研究

を主にやっているそうです。土手の表面のコンクリの打ち方や、水の抜き方など、いろん

な工夫をされておりました。

 最後は『実験棟E』。ガラガラとシャッターを上げて入りますと・・・。

鉄道には不可欠の施設、『駅』の研究をするために模擬駅が創ってあります。ここで心

理学的な駅の実験・・・いざという時に人はどうやって避難するのか?とか、駅構内に

売店を置くと人の流れがどう変わるのか?なんて事も実験しているとの事でした。もっ

と身近なところでは、駅構内の床材をいろいろ敷いてあって、歩きやすい、滑りにくい

等々、いろんな条件の下で実験をされているとの事でした。

 鉄ちゃん憧れの『聖地』、鉄道総合研究所  

 なんとも素晴らしいブラタモリ、国分寺後篇なのでありました  

 さて、本日、私の鉄道の師匠が高熱を出して病気で伏せっております。おそらくはこの番

組を見たかったでしょうけれども見れなかったんじゃないかな  と思うので、しっかり

と番組を見てレポートしました  今はシンドイだろうけれど、早く良くなってまた鉄ちゃん

再開しいや~  なかなか総研に就職するのは難しいだろうけれども、将来、鉄道総研

にドクターとして勤めたらどう  とも思ったなぁ~  

 そしたら知りあいのおっちゃんとしてぜひ私も『見学』させてくれないかなぁ~ 

 お大事にネ  

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