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カンブリア宮殿 村上龍×経済人 そして消費者だけが残ったより ①

 昨日はカンブリア宮殿はお休みでした。

 そこで文庫版カンブリア宮殿より『伊藤忠商事元会長・丹羽宇一郎』さんの記事よりご紹介

いたします。

 丹羽さんのエピソード①

 丹羽さんは伊藤忠の会長だった時にもマイカーはカローラだったそうです。通勤も電車

通勤をしていた丹羽さんです。『不自由を常と思えば不足なし。これが普通だと思えばいい

のだし、実際それが社員の日常生活なのだから自分だけが特別ということはあり得ない。

それに社長・会長を辞めればただのおじさんですから、ただのおじさんの生活をした方

が落差がなくていい』そう思われての事でした。

 実際、直接伊藤忠へのクレームに来た人が、丹羽さんの家の前まで来て、『なんだ

俺の家より安そうな家だ』、『カローラに乗って居るのか、こんな会社ではお金を取れそ

うにないな』と帰った事もあったそうです  

 価値尺度をどこに置くのか・・・これは大切な基準ですね  

 エピソード②

 どこの国の支店長さんにもまず最初に質問するのは『君の仕事のミッションは何だ?』

と言う事。

 支店長さんは『伊藤忠の利益に貢献する事です。』とか『支店の利益をあげる事です』

などと言う。丹羽さんはそれは違うと言います。長い目で見ればそうなるだろうけれども

その国の人々や社会の為に仕事をしなさいと言っているそうです。そうすれば長期的に

は必ず利益が伊藤忠に返って来る。だけど伊藤忠の利益の為だけに仕事をしていては

小さな利益しかとれない。社会の信頼を得られない。会社の人々、社会の信頼はカネ

では買えない財産です。そしてそれが社員さんの生甲斐なのではないでしょうか・・・。

 ここしばらくの私の周りの工事の担当さん方にこんな気持ちがあればなぁ~。自己チュ

ーの対極の考え方ですがこうでなければ『痒いところ・・・は分からない  』

 この他借金(4000億円の不良資産)の清算のお話し、それに伴って給料をゼロにした

お話し、食糧自給の在り方についてのお話し、エリートの教育についてのお話し・・・など

など、丹羽さんならではのお話しがギュッと詰まっておりました。

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