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季節外れのカレンダー

 昨日ジョギングをしていた時の事です。

 ちょっと有名な企業さんが店舗の前に『カレンダー』を置いておられました。

 そう言えば先日銀行さんに行った時の事ですが、成人の日を過ぎた頃になってやはり

カレンダーを店頭に置いてありました。

 カレンダーには旬があります。もったいないから・・・敢えて店舗内や店舗の外にわざ

わざ出して『ご自由に・・・』とやるのでしょうけれど、かけた経費が泣いていると思われる

出来事だなぁ~と思います。

 それぞれの店長さんの力量が問われる問題です。たかがカレンダーですが、されど

カレンダー。旬を過ぎたカレンダーは社名やロゴが入った不用品。それを『そら、誰でも

あげるから持って行け・・・』と不用品を押し付けられている様で・・・。

 しかも有名なお店は店前にダンボール箱に入れて・・・ドン。

 銀行さんはATMコーナーの横に同じくドン。

 同じ配るのならば年の瀬にちゃんとやればいいのに・・・。

 きっと眼が行き届かないお仕事をされるのだろうなぁ~と思ってしまいました。

 行為がもたらす『効果』についてはよくよく考えないといけません。捨てるのもなんだし

店の前に置いておいたら誰かが持って行くんじゃない~と思っての事だと思いますが、

私が責任者ならば一喝すると思います。

 きっとお客さんの方をぜんぜん見ていないのでしょう。

 先日、とある方から職人さんのお仕事のお話しを聞きました。

 なんでも仕事をほっぽり出して・・・と言う事です。

 なぜにそんな事が起こるのか?私には皆目理解が出来ません。

 なんだか最近そんな出来事が身の回りにもちょっとずつ増えて来ている様な気がしま

す。携わっている訳ではないですが近隣の工事でも同様の想いがあります。その不快

の源は『自分目線オンリー』と言う事。相手があって、その中でどう立ちまわるのか・・・ど

うすれば円滑に物事が進むのか・・・と言う事なんだろうけれども、相手の事は考えず、ご

自身の経済的利益や仕事のしやすさだけで行動される。そこで生じたトラブルには全く

おかまいなし。ハァ~  と思います。善意の第3者としての協力の気持ちが萎えてし

まうどころか火の粉が飛んでくるんですから。

 『痒いところに手が届く』と言うのがお仕事の鉄則だと思いますが、相手への気配りが

無ければ『痒い・・・』なんて発想にもなれませんよね。そういう考えが無い方には説明し

ても理解されないんだろうと思います。私が古いタイプになってしまっているのかなぁ。

 銚子ツアーに行った時に、おばぁちゃんが井戸端会議をしている所で道を尋ねたら、

最初少し説明されて・・・いいよ、私が一緒に行ってあげる・・・と駅への道のりをご一緒

していただきました。私もお礼の気持ちもあって駅までの数分間、一緒におしゃべりを

しながら楽しいひと時を過ごしました。『親切』って言葉は相手の慈しみや思いやりがあ

っての事。そういう思いが・・・『絆』に繋がる心根だと思います。『絆』とは自分が主体的

に相手を思って行動する事。その1つ1つの積み重ねだと思います。だから『絆』と言う

言葉を発する時には自分が動く事が前提。自己チュー思想では『絆』も出来ないんです。

 カレンダーはもったいないから・・・旬はズレても置いておくのかも知れませんが、そも

そもそうならない様に上手に配布すべきものですわ。お歳暮の売れ残りのバラ売りセー

ルじゃあるまいに出しておいたら誰か持って行くだろう・・・そういう発想を自社の大切な

ロゴが入ったモノでやったらアカン。信用を傷つける行為やと私は思います。大したコス

トじゃないからなのかも知れないけれど、ロゴに込める想いを浸透させるために日々懸

命にお客さんへの役立ち競争をしていると考えると・・・。そういう所に想いが飛ぶのも

大切な責任者の心構えだと思います。

 よくよく考えますと・・・善意の第3者の立場で工事に関与してしまっている事が最近

増えています。あまり好ましい事ではありません。身の丈に応じた事にとどめておかな

いと・・・善意の第3者とは言え、自分がやると決めた事にはやはり『痒いところ・・・』の

精神は発揮したいですからね。質を落とすならば相手の為にも請けない事も大切なの

かなと反省している今日この頃です。

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