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桂文珍師匠・・・

 『髪は長~いお友達』と言うのは随分昔のコマーシャル。

 私は43歳になりますが、髪とは長いお友達でいられそう。

 行きつけのご縁があった床屋さんは、体調が悪くてリハビリを兼ねてお店を開けておら

れるおじいさんなのですが、ココしばらくはずっと『臨時休業』の看板が出ています。かれ

これ3週間になりますが、いつ復帰されるのか分からない。ちょっと具合が悪いんですと

言う表示なのか、前はブラブラと看板がぶら下がっていたのに、今ではガムテープで止

めてある状況。

 浮気をするのは嫌だし、リハビリの材料が無いのも悪いなぁと思っていましたので、若

干お庭が荒れても仕方がないなぁ~と放置していたのですが、やっぱり髪が伸びてくる

とうっとおしいでしょ。おまけに今の私は大仏頭のおできちゃん。

 おじいちゃんには悪いけれど、もうそろそろ切らないとなぁ  と思っていたら・・・。

 朝の歯磨きの際に、歯ブラシを咥えたまま、髪を掻きあげたら眼鏡がひっかかりまして

眼鏡が落下。洗面台のボールにコロンと落ちました。カランと音がして、拾い上げると水滴

がついています。その水滴を拭きとると  眼鏡のレンズに見事なヒビが入っておりま

した。 

 アイタタ・・・。頭の放置から始まって・・・ピタゴラスイッチ・・・みたい  

 結局頭を放置すると、眼鏡がヒビ割れると言う結果になってしまいました。悔しくて、

『アルゴリズム体操  』って叫びたい気分でしたよ  

 今までの眼鏡史の中で、こうもアッサリとひび割れた事が無いので、ちょっとムッとしま

したが、視界にヒビが入ったままでは仕方がないので、眼鏡屋さんに修理に行きます。

 今年の初めに、コインパーキングの看板に顔面がぶつかって眼鏡を破損させて以来

の、どちらかと言うと『また来ました 』的な眼鏡屋さんです。

 半年の保証期間が『充分に』あります。半額だけで治せますとのことでしたのでお言

葉に甘えて数日間、預けて来ました。

 普段はレンズの下枠の無い、ビジネス用のちょっと精悍に見える眼鏡をしているので

すが、やむを得ず準備して行った、次にお気に入りの小ぶりなスペアの丸眼鏡をかけて

帰りました。

 おじいちゃんには悪いけれど、諸悪の根源の髪を切ろう  

 眼鏡屋からの帰りに床屋のクルクル看板を見つけて、衝動的に飛び込んでしまいま

した。

 さて、初見の床屋さんはここからが難しいところですよ・・・  

 イスに座ると、『どうしましょう』って聞いて来ます。しかも若い女性の理容師さん。

ちょっと緊張しますわな。『向井理君にして下さい』ってよう言いませんし、仮に言えても

『無理』と断られてしまいそう。だから床屋さんは嫌いなんですよね。世間の男性はどう

してるんでしょうか  前に『明星』を切り取った紙を理容師さんに渡している人を見た

事がありますが、待合所にイスに座って漫画を読んでいる私が『また来世に来て下さい。

今生では請けかねます』と言えばイイのに・・・と思ったものです。

仕方なしにイメージは、ユニクロの柳井さんやマクドナルドの原田さんみたいに出来る

ビジネスマンの短髪をイメージして妙齢の理容師さんに伝えようと・・・。

『バリカンで、ガーとやっちゃって下さい。揉み上げと言うかサイドもビャー。頭の上も、

髪が立たない・・・、スポーツ刈りよりちょい長め・・・、いやビャーっと、分かります?』と

聞くと、『ハイ』って言う返事。

 え~っ、あれで伝わった  この人やるなぁ、天才やなと感心してお任せしました。

 短髪で、しかもバリカンをリクエストしましたから、このお嬢さんも言いつけ通りにバリカ

ンを持ちましてビヤッ~っとまずはサイドから刈りこんで行きます  思い切りのいい

のなんの。情け容赦なし って感じです。全然ハサミに持ち変えません。ドンドンとバリ

カンで刈って行きます。

強く当てるのと、フワッと当てる微妙な使い分けをしながら、黙々とある目的地に向かっ

てチェンソーアートみたいにバリバリと刈って行きます。

 『え~  』と思いましたが、任せるしかありません。一心不乱になにかを目指して

『アート』を完成させようとご努力されている。私は普段は散髪に行くとすぐに寝てしま

うのですが、今回だけは鏡の中の姿に興味津津です。

 あれ  そう来ますか。これって・・・。誰を目指しているのか分かって来たぞ 

 眼鏡はなくとも、ポンヤリ見えている鏡の姿。個人的には向井理君が希望だったので

すが、口に出来ないので、巧く伝わらないかなぁと思ったのですが、伝わらない  

 次点の柳井さんや原田さんでもない・・・姿 

 微妙な調整をしつつ30分位して・・・これでどうでしょうと手鏡を差し出してくれたのです

が、『ハイ、大丈夫です』と諦めの境地で言ってしまいました。

 彼女は私の顔形や頭の形、そして私のリクエストを聞いてくれたのではなく、この眼鏡

にインスパイアーされちゃった。。。

 小ぶりの丸眼鏡。大阪弁のおっさんが短髪にしてとリクエストしている。

 『ハイ、分かりました  』と言ったのは・・・とあるイメージをきっとこのお嬢さんが

持ったから 

 そうです。桂文珍師匠。

 ああ、これならばいっそ鶴瓶ちゃんの M でもイイのに、文珍師匠って微妙や・・・  

 眼鏡をかけて良く見える様になったら、どこから見ても、鏡の中の私は文珍頭です。

 ピタゴラスイッチの最後が文珍頭になって終わるなんて。。。  

 よくよく考えますに、あの妙齢の理容師さんは、私の風貌やリクエストを元に描いた

私のイメージが、出来るオヤジとしてユニクロ・柳井氏やマック・原田氏ではなく、桂文珍

さんに見えてしまったと言う事ですね。これは私の不徳の致すところなのでしょう。大いに

反省をしなければなぁ~と思いました。

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