寝台特急 日本海 の廃止
寝台特急『日本海』が3月17日のダイヤ改正で定期列車から臨時列車に格下げになる
との事です。
小学生の頃、大ブームだったブルートレイン。私も子供の頃、寝台急行『だいせん』と
言う列車に乗りました。(寝台特急がブルトレなので微妙に違いますけど)
大人になってからも寝台急行『銀河』には3度乗りましたし、青森まで『あけぼの』で
行った事もあります。( 『あけぼの』はまだ残るみたいです )
機関車が牽引する客車列車は取扱いが面倒だし、速度の点でも見劣りがすると言う
のはやむを得ないですが、それにしても時代が変わってスーパーホテルやLCC、高速
バスと言ったライバルは価格面でも、利便性、快適性でもどんどん進化しているのに、
寝台特急は価格も高止まり、列車も古いままで、寝ながら移動するのだから狭くても辛
抱しなさい・・・と言うJRの姿勢はどんなものでしょう。
車輛を新造するとか、もっと空間を広げたり個室を増やしつつ、前のままの料金や
さらに低価格化するなどの工夫がないままに『敵前逃亡』をしておいて、乗車率が悪い
から・・・と言うのはいかがなものか?と思います。
長距離は『新幹線』と言う姿勢ではLCCなどが台頭するときっと勝てなくなると思います。
ライバルはどんどん低価格化しながら、かつ快適な旅を演出していますよね。LCCで
前乗りしてスーパーホテルで一泊した方が寝台特急や新幹線よりもはるかに安くて、快
適なんだ。。。とよく耳にします。
それに対抗するJRの策は何も打ち出せていないのではないでしょうか。『鉄道』の旅と
言うのはなんとなく風情があっていいのですが、それに胡坐をかいてしまっている気がし
ます。
今のうちに良く考えておかなければダメなんじゃないかなと思うダイヤ改正、『日本海』
の廃止のニュースを見た私の感想でした。
『銀河』は私が鉄ちゃんだから乗りましたが、簡易型のB寝台では狭くてあまり眠れま
せんでしたし、『あけぼの』で上野から青森までB寝台ソロで行ったのですが、2階席は
狭くて足腰が痛かった。車輛はボロボロだったです。1970年代の貧しかった日本の頃
の車輛を基本設計は同じで走らせているんですから。あの頃の観光バスは50人乗りで
しょ。今やシート数が半分になっておまけに価格が安いんですよ。その観光バスから
客を奪おうとしているのがLCC。スピードと価格で攻めてくる。
東日本大震災では貨物輸送で良い仕事をJR貨物はやったんです。だからこそ鉄路
は上手に残して行ってもらいたい。
時代遅れになった『寝台特急・日本海』の単なる廃止として考えるのではなく、ぜひラ
イバルの動向を踏まえて、競争に勝てる対策をしっかりと練って欲しいと思います
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