« 埼玉養殖魚祭り in 加須 | トップページ | なんか変・・・ »

NHKスペシャル MEGA QUAKE (1) いま日本の地下で何が起きているのか・・・を見て

 NHKスペシャル 『MEGA QUAKE (1) いま日本の地下で何が起きているのか』と言う番

組を見て、震災後引き続き頻発する地震をどう捉えるべきなのか・・・と言う事がおぼろげ

ながら分かった気がします。

 東大の地震研が『4年のうちに70%』と発表した意味がどこにあって、首都圏に住む人は

どう注意したら良いのか?地震のメカニズムとかなんとかよりも視聴者が知りたいのは

そこなんですよね。

 面白い You Tube の記事があるので8分ちょっとの動画ですが、ちょっとご覧いただけれ

ばと思います。 http://www.youtube.com/watch?v=0nDdub_JGjo ☜ (武田邦彦さん)

 武田先生のお話しは面白いのですが、ホンマかいなと思う所も多々あります。ただこの

8分の動画で武田さんがお話しになっている内容を聴いてから、このNHKスペシャルを見

ると地震学の現状が良く分かり、そしたら『何をすべきなのか』と言う事が分かった気が

します。

 番組では東北大の松澤教授が『東日本大震災』の発生のメカニズムをご説明されてお

りました。プレート同士がペチャっとくっついて引きずられている部分を『アスペリティ』と

言いまして、そこが耐えられなくなると地震が起こると言うのは聞いたことがある話です。

 言わば地震の巣で日本にはこれがたくさんあります。

 さて、それとは違う巨大なアスペリティと言うのが別にあって、こいつが何百年単位で

動いていてそこがズレると周りのアスペリティを捲きこんで大きな地震を誘発してしまうと

言うことが東日本大震災の分析で分かったらしい。

 普段の小規模な地震の震源地を眺めていると、何もないと思われている『地震の空白

地帯』と言うのが、実は大きなアスペリティで大きな面として動いているのではないか?と

言う考えに至ったとの事です。何もないところが実はヤバイ。なんとも嫌な話しですね。

 震災発生後、4倍の量の地震が起こっているそうですからデータは収集しやすそうなの

で記録をすることで『空白地帯』と言うのが自ずと見えてくるのかも知れません。

 おっと、武田先生の You Tube をほったらかしにしているのではありませんよ。

 東北大の教授が研究しているこのテーマですが、『短期的な予知は難しい。数カ月か

ら数年レベルでの予知ができるようにはなりたい』との事でした。

 武田先生がお話ししていた、『地震予知』と言うのは、時間的な予知と言うのはほとんど

分からなくて、考えるべきは『地震の大きさ』だ、と言っているのと合致します。

 本来は時間的に分かれば避難が出来るのですが、これだけ研究が進んだ結果、地震

の予知の時間的精度は数年単位で出来ればいいなぁと言うレベルなんですね。

 学者さんは数年レベルで『予知』をしようと努力するし、それは無駄ではないのでしょうが

数年間も避難する事など出来る訳がありません。そんな精度での予知では日常生活上が

営めるはずがない。地震が来そうなので数年間休暇を取るなんて実質出来ませんから

ね。

 先日、いわきの町を随分と歩いて来ましたが町には震災の跡はまったくなくて、いつもと

変わらない日常がある様に見えました。そのいわきでこれまで発見されていない断層が

15キロに渡って発見されたとこの番組で言ってました。震災前までの日本列島は太平洋

側から押されており、北陸から関東地方にかけて、のけぞった形をしていましたが、今は

太平洋側に向かってまったく逆の力が働いており、いわば日本列島がピンと伸びようとし

ているんですって。全く別の力がかかる様になっちゃったから新しい断層も出てくる計算

ですわ。断層と言うのは過去の話しですから、どこどこに断層があると言う事だけを信用

していてはダメなんでしょうな。

 最近ではGPSでミリ単位で正確に測れるようになったので、どの地域がより多くの力を

受けているかと言う事が分かる様になっているそうです。(動いた距離で簡単に分かるん

ですって) ちなみに東日本大震災はそれでもなぜ分からなかったのかと言う疑問が生じ

ると思うのですが、実は1997年から2000年にかけて、随分と異常値が現れて2000年に研

究者さんが論文を発表されたそうなんです。ところが2007年~2010年にかけては異常値

が収まる傾向にあったので、こんな地震が来るとは思わなかったんだそうです。GPSはま

だ新しい技術なので、その活かし方がまだ十分ではない、と言う事なのでしょう。

 さて、そうすると他の異常値が気になります。変な力がかかっている所、土地が大きく

移動している所がどこなんだと。つまりは危険地帯は分かるじゃないか?と言う事です。

①南海トラフ・・・東海から高知県にかけての地域でこれは面が大きいのでここが動くと

M9クラスの地震が起こるそうです。

②北海道東方沖・・・これも面が大きくてM9クラスの地震が起こる可能性があります。

③相模トラフ・・・首都圏に被害を与える可能性があって、こちらはM8程度の可能性が

 あるそうです。

 先のGPSの研究者さん(国土地理院の主任研究員さんとのこと)は上記3か所で異常

が見られると話していました。

 地震の時間的な予知は正確ではないが、大きさはほぼ正確に分かるのが地震学と

武田先生がお話しされている事を勘案しても、学問的に見て、場所と地震の大きさには

留意しなければならないと言う事なのでしょう。

 またNHKスペシャルでアメリカの大学の先生が、巨大地震には連鎖性があるとお話し

されておりました。地球は大きな意味で1つの生き物みたいに動いている。過去の巨大

地震の発生を時間軸で並べると、30~40年周期で頻発する時期があり、今はまさにそ

の時期だと言えるのではないか・・・との事でした。

 武田先生がこの事を話しているのかどうか分かりませんが、20年くらい地震が頻発す

る時期があると語っているのと共通する話しです。東大の地震研が発表した『70%』と言

うのは、時間はあまり分からない中で地震学者としての誠意で『気をつけた方が良い時

期だ』と言う事ならば、これほど適切な発表はなかったのかも知れませんね。

 ちょっとNHKスペシャルから離れて武田先生が語ったお話しで、各大学での研究費の

取り合いとして東北大、東大、京大・阪大がそれぞれ東北沖、首都圏、南海・東南海の

地震を取り上げてお金の分捕り合いを、『予知』にひっかけてこちらの方が差し迫ってい

るから・・・とやっていると言うのが事実ならば、それはちょっと問題で勘弁してよと思い

ますね。脱線しました。危機感を煽って研究費の取り合いをやると言うのは困ったもん

です。

 NHKスペシャル・MEGA QUAKE では、次回は津波などのお話しをするそうです。

 津波の被害は土地の高低差などがはっきりと分かっており、また地震の大きさの精度

は高いと言うのですから、知りたいデータが詰まっていると考えてイイ。来週も見なきゃ

ダメですねぇ。

 『地震の予知とは、時間は分からないけれども大きさはほぼ正確に分かるものだ』と

言う事なれば、予知に基づく避難が出来ないのだから、次点策として、防災・減災を

考えろ と言う事です。

 それならば、被害想定を知った上で、各自が何らかの対策を立てなきゃ仕方がない。

地震頻発期のエンドは2030年位までと言う事ですね。これから先18年~28年と言う期間

で考えると・・・家を建てた方がいいかどうかなんて言うレベルでは考えてもほぼ意味は無

くて、被害予測に基づいた候補地選びをした方がいいんじゃないのかな?と言う程度。

日本に住んでいる以上、あまり安全な所はありませんよと言うのが正解なのかな?あと

28年なんて言われたら、私は逝ってしまっている可能性も大いにあります。

 武田先生が言う様に、重いモノはなるべく上に上げないとか、いざ地震が発生したら

すぐに避難ができて、寒い時期だと行けないからフリースの普段着をパジャマにすると

か・・・その程度でしか出来ないし、日常生活を肯定した備えと言うのであればそれで充

分なのかも知れません。備蓄なども必要なんでしょう。

 震度7なら壁ごと動くので意味がないらしいですが、突っ張り棒や壁に家具を固定する

と言うのも、震度が小さければある程度の効果はあります。何も住まいにいる時ばかり

に地震が来るのではないから、職場や学校でもちょっと防災を想定して『考え、対処す

る』必要はあるのでしょう。ただ移動の際とかなんとかまで考えだすと、これまた日常生

活に支障が出ます。『運』などと言う話しで諦める事も楽しく生きる秘訣なのかな。

 このブログを書いている時に、地震警報が久しぶりに鳴りました。心臓がドキッとします

ね。福島沖が震源地との事です。マグニチュードは5.9、福島県浜通りで震度5弱との事で

した。

 今の日本の地震多発は世界的な周期とは違う東日本大震災の余波だと思うのですが、

これが収まると考えるのか、世界的な周期の中で東日本大震災が発生。まだまだ国内の

他地域に連動するのかと言う事は分からないのでしょうね。少なくとも異常値は上記の3

エリアに代表される地区に見られますよ・・・と。これだって3地区限定ではなく、もっと増え

てくるのかも知れません。今はそこが危険なんだと解釈した方が良さそうです。ただ日本

で暮らすことを、また自分が住んでいる地域は住まいがあり、職場や学校があり、それを

肯定するしかないのだから、その地区の被害想定に関する情報収集をして、防災・減災

に備えること。ある程度の被害はやむを得ないと割り切って、なるべく被害を少なくする

工夫をしましょうねと言う、いかにもありがちな所に落ち着くしかないのでしょうね。。。

 

|

« 埼玉養殖魚祭り in 加須 | トップページ | なんか変・・・ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 埼玉養殖魚祭り in 加須 | トップページ | なんか変・・・ »