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カンブリア宮殿・・・株式会社 コメダ 社長 安田隆之さん

本日 (24・7・26) のゲストはコメダ珈琲店と言う喫茶店を展開する株式会社コメダの社長

さん、安田隆之さんです。

安田さんは元マクドナルドの執行役員で、株式会社コメダにとっては2代目の社長さんと

言う事でした。

コメダ珈琲店の朝は早くて7時からオープン。ところが開店の30分前からどんどんお客さん

が来店して、自分の定位置に座って開店を待つのだそう。大阪のお風呂屋さんみたいな

もんかな。

おっと、コメダさんの発祥は名古屋です。名古屋と言えば喫茶店、モーニング、小倉トー

ストですわ。その名古屋では店舗数146店。あのスタバの4倍ものお店を抱えていると

言うから凄いです。名古屋人に喫茶店と言えば・・・と尋ねると、「コメダ」と答える・・・。

では、「コメダは・・・?」と尋ねると、「ゆっくりくつろぐ」とか「シロノワール」と言う答えが

返ってくるんですって。ちなみにシロノワールとはデニッシュにソフトクリームが乗った

名古屋スイーツチックな食べ物でした  

コメダさんが人気な理由・・・と言うのをカンブリア宮殿が解説してました。

①ボリューム感。小倉トーストや味噌カツサンドなどと言うサイドメニューが充実してい

ます。

②おまけつき。名古屋の喫茶店では当たり前だと思うのですが、玉子とトーストが午前

11時までのドリンクの注文でついてきます。

③長居大歓迎。新聞、雑誌は読み放題。平均滞在時間は1時間超なんですって。

落ち着いた内装に4人掛けのテーブルで、相席はもちろんさせません。ベロア調のソファ

も落ち着くと評判です。店員の服装もお洒落度をわざと落としてあって、ラフな服装・・・

朝食代わりに来店する人達の中には、寝巻もどきの方々も居るんです・・・。

そう解説をしていましたね。

名古屋は喫茶店激戦区と言いますが、5軒に1軒は喫茶店なんですって。激戦区で磨

かれた技でもって今や全国に452店を展開中。首都圏でみかけない・・・と思っておりま

したら三鷹でもって、大好評の行列が出来る喫茶店になっているとレポートしてくれて

おりました。さすが名古屋流喫茶店。お客さんに尋ねると、やはり上の3点が好評の

ようです。

全国の喫茶店の数は1981年がピークでどんどん減少していると言うのに、コメダさんは

この10年で倍増しています。どういう事?と村上龍さんが安田さんに尋ねました。

安田さん曰く、喫茶店経営を考えると、なかなか都心の駅前一等地の賃料を払ってまで

出来るビジネスではない。だけど、利用者のニーズが無くなった訳でもない。経営側の

理由で喫茶店が減っているだけ・・・となんとも明瞭な説明をされていました。

龍さん・・・1つ安田さんに突っ込みます。

「店が広くて、安くて、うまい。なのに長居をお客さんがしてしまうと回転率が悪くなって

利益が悪化するのではないですか?」

安田さんが答えます。

「コメダと言うお店は元々米屋のせがれさんが創った喫茶店で、創業時、お客さんが

さっさと帰ってしまう様なお店ではなく、長居が出来るお店を創ろうと言うのが創業理念

です。」さて、飲食業の平均利益率は9%なんだそうですが、コメダさんは17%と言う驚

異的な利益率なんです。

コメダさん流、儲かる極意・・・。

①無駄なしメニュー。少ない食材でたくさんのメニューを作る。これで廃棄ロスを少なく

している。

②人件費抑制。例えば玉子サンドの具材。これを焼いたり、バンズに載せたり・・・と

工夫してメニューを作って居るのですが、朝、全スタッフで仕込むのだそう。人件費抑制

です。また来店客も上手にシェア出来ているんですよ。午前中は高齢者。昼時は子連れ

主婦。午後はサラリーマンが商談で利用し、夕方は学生が勉強しにくる。ピークが無く

ずっと混んでいるお店が出来る。ほぼ全年代を取り込んでいるんです。

常連・リピーターの居心地を高めるマストアイテムは接客にありました。

「いつもの・・・」と散髪屋みたいな注文でオーダーが通ってしまうんですよ。大変な来店客

は有りますが、特に朝は常連さんです。毎日決まったもんを食べる。決まった席と言うの

もキーワードですが、「いつもの・・・」が自分の居場所の演出になっている。また「いつも

の」の中に細かな好みも入って居るんです。例えばパンの耳なしとか、バター少なめとか

ね。朝はお年寄りが多い・・・サラダに固いキュウリが入っているのは嫌なのってな具合。

これがツーツーで通ったら嬉しいですね。

とある店長さん「やり過ぎず、手を抜かず」が接客の極意だと話していました。

サンドイッチなら、普段は3当分する所を、老人やお子様連れなら、6当分した方が便利

なんじゃない?と気を聞かせて尋ねるんですよ。ちょっとの工夫が居心地の良さを演出

します。

村上龍さんが面白い質問をしました。

「あのモーニングは赤字にならないの?」

「450店舗と言う店舗数の購買力の差です」つまりはスケールメリットだと。

名古屋では当たり前のモーニングですが、小規模店舗では厳しいぞ・・・と言う話しです。

名古屋で喫茶店と言えばコメダさん・・・と言われるまでに成長してしまったコメダさんは

ますますフォローの風が吹く・・・と言う事ですね。

我が街・埼玉の春日部にコメダさんの店舗が新規オープンする・・・と言うのが紹介されて

おりました。コメダさん、直営は6店舗しかなく、大半はフランチャイズと言う事でした。

コメダさんの店舗が流行る条件として、①生活道路に面している、②駐車場30台以上、

③席数100席以上・・・以上3点。これからコメダさんの喫茶店を開業したい方は必見で

す。春日部のお店は朝から雨なのに大行列でした。お客さんはコメダさんを知っている

んです。居心地のいい喫茶店だって。

滋賀県の田んぼの真ん中にあるお店も朝から流行っていました。軽トラに乗った農家

さんや学生さん、バイクで通勤するお兄さんがちゃんと来店するんですよ。

龍さんは・・・失いつつある繋がりとかコミニケーシヨンがコメダさんにはあると言ってまし

た。

「懐かしいけど、探すとないもの」がコメダさんには有るんです・・・と言う結びでした。

恒例の村上龍さんのショートエッセイ・編集後記です。

「コメダ」の店内はのんびりしている。ノートPCやスマホをせわしなく操作する人は

ほとんどいない。みな、ゆったりと新聞を読み、友人や家族と談笑している。

まるで、のどかな過去に戻ったかのようだ。だが、この「喫茶店」のコンセプトは、偶然

できあがったのではない。店舗設計、内装、メニュー、店員の対応、すべてが確固た

るアイデアのもと、戦略的に考え抜かれたものだ。その一環として「コメダ」は、店舗

開発が進むと、経営のプロの安田さんをトップに迎えた。「コメダ」の成功は重要なこと

を示唆する。「三丁目の夕日」のような、温かなコミュニティーを再生させるためには

人情に訴える精神論ではなく、地域社会への愛情に加えて、確かなアイデアと経営

戦略が必要なのだ。

私はコーヒーが苦手なのであまり喫茶店には入りません。ドトールやらなんやらにも

ほとんど入らない。たまに入ってもアイスティーをストレートで飲むだけです。

だから「喫茶店」の良さが実感できないのですが・・・、「居心地の良さ」と言うテーマに

は大変興味を覚えました。喫茶店に求めるのはマイルーム感覚なのかな。だとしたら

経営指標の回転率は落としても他で努力する事でトータルとして利益を確保すればい

い。居心地を犠牲にしたら喫茶店としての価値を自ら失墜させる事になる。

「居心地」と言う曖昧模糊としたモノと戦うのは大変な事ですよ。お洒落な店内にしたら

居心地が良くなるか・・・と言うとそうでもない。地域性などもあるかも知れません。だけ

どホッとひと心地つける喫茶店と言うのは確かに全国津々浦々、どこでも欲している場

なのかな。

勉強のためにも「コメダさん」で居心地を実感してきたいなぁ~と思いました。幸い、春日

部が紹介されていたので、ちょっと行って来ようと思います  

※安田社長は二代目さんで、かつマクドナルドと言う部外から来た人だから、村上龍さ

んから創業者の事を尋ねられた際に、身内にも関わらず敬語を使ったのかな~。マク

ドナルドと言う一流の会社の執行役員だった方ですから敬語の使い方を間違うはずは

ないと思うのだけど・・・。「居心地」を売る会社の社長さんのお話しがその点だけ、居心

地がちょっとだけ悪かったかな、と感じました  欧米流なのかな。

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