近鉄内部線廃線・・・
私の実家は大阪ですが、母方の田舎が四日市なんです。
近鉄内部線・泊駅から歩いて数分のところでラーメン屋さんをやっています。
さてさて、近鉄内部線ですが、線路の幅が762ミリと言う特殊な寸法なんですよね。
直流750ボルト、5.7キロの路線です。
これがいよいよ廃止されるとのニュースを見ました。
気仙沼線の復旧が困難なことから、バス高速輸送システム (BRT) と言う形に変わると
言うニュースに先日接したところですが、それが内部線でも導入されるなんて・・・。
これは早い話が線路を撤収して、その敷地にアスファルトを敷き、バスを走らせると
言う事です。鉄道のメンテナンスに比べたら圧倒的に経費が減るのでしょうね。また
廃止と言う際にもやりやすそうです。
鉄路が無くなると・・・町はさびれるのでしょうね。
日本国内で762ミリの軌間の鉄道はココと三岐鉄道北勢線しかない貴重な鉄道なので
ちょっともったいない気がするのですが・・・。
近鉄本体も苦しいのでしょうね。
大阪では自動改札があった時代に、内部線の電車は手動の扉でね。走っていても開け
ようとしたら扉は開いてしまうんですよ。クルッと回すカギがあるだけのとてものんびりし
た電車でした。軌間が狭いのでバランスが悪く、最高で40キロ/時位しか出ないのに、
モーターの爆音はすさまじく、グラングラン揺れるんです。
窓から顔や手を出さないように・・・と子供のころよく注意されたでしょ。でもさすがに
内部線くらいのスピードなら大丈夫かな・・・とうっかり手を出したら、分割式の窓がドン
と落ちて来て血豆が出来てしまいました
それ以来、窓から手を出さなくなりましたから、何事も経験はするものです・・・。
その思い出の鉄道が廃止されると言うのは・・・やっぱりちょっと残念だなぁ~。
地方の経営難の路線はこれからBRTがきっと流行るでしょう。
もしかしたらこればっかりになるかも知れません。
気仙沼線を守ってほしい・・・と思っていたのに、それがダメになり、ブーメラン現象で
懇意にしていた内部線がヤラレテしまうなんて・・・。
なんか複雑な気分です。
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