« 近鉄内部線廃線・・・ | トップページ | シャープがんばれ・・・ »

分散居住と都市集中

長崎・北陸新幹線の工事着工について無駄ではないか・・・と書きましたが、つまるところ

「分散居住と都市集中」と言う、各エリアごとの問題に対処しながら、県単位ではなく道州

レベルの大きな見地から、選択と集中をしなければ交通インフラは整備出来ないだろう

と思っています。

人口50人程度の集落が連なり、沿線住民が1000人程度の長い道路やそこにかかる橋

やトンネルを今後も維持する必要があるのかどうか?

むろん先祖代々が切り拓き、脈々と暮らして来た土地と言うお話しは理解できます。

ただその土地を活かすために、少ない受益者のために他の多くの住民が結果として

割を食う形になって良いものかどうか。

都市部の税収を地方に廻して均衡ある発展を・・・と言ってきた今までの政策方針が

正しいのかどうかという事が問題になるのだろうと思います。

人口減少社会では、たとえば東京に近い埼玉県や千葉県でも、分散居住と都市集中

を考えなければならなくなるのでしょう。

埼玉県で言うと、県の人口を南に集中させることにより、交通インフラも選択と集中を

する。そうしなければ、一定額でメンテナンスが出来ないからです。当然、棄てるエリ

アも出てきます。

限りある予算で一定の面の交通インフラを整備しようとすると、一件一件の工事額が

極端に下げられるか、工事個所を減らすしかなく、面での工事個所を減らすという事は

受益者の多寡により工事も加減するしか無くなるのではないかと思うのです。

今はまだ衰退しつつあるとは言え、メンテナンス出来ているから問題が発覚していませ

んが、橋やトンネルなどの不具合に警鐘が鳴らされています。

各エリアで分散居住と都市集中の見直しを実施し、集合体として道州レベルで都市を

結ぶ事が求められるのでょう。そのすべてを新幹線や高規格道路で結ぶのが合理的

かどうかは道州で判断すればよい。

棄村した広大なエリアに嫌悪施設を建てることになるのだろう。もっとも必要な電力量

なども見直す必要がある。

人口が減るのに現行の町村を維持しつづけるというのは、家族が減ってなお、7LDK

の家に住むようなもの。手間ばかりかかって維持するのに四苦八苦するのではなく、

小さな家に引っ越しましょうと言う提案なのだと思います。

東京や大阪、名古屋が疲弊しているのに、地方に税を配れなくなって来ているのだか

ら、そういう大きなグランドデザインを描き、そのうえで、原発を何パーセントにするか

と言う事も考慮して貰いたいと思います。

長い送電網でロスする電力もかなり削減できるでしょう。

拡大する時のシナリオは民間任せでも十分に可能ですが、人口が減りはじめると「均衡

ある縮小」は望めなくなる。

国内の選択と集中は、それぞれの土地に各家族の歴史があるがゆえに、企業のそれ

よりはるかに困難な作業です。

その様な事はしないに越したことがないのですが、人口減少社会は担い手も減少する

社会であり、担い手が減ってインフラ整備負担が増加すると、否が応でも考えなければ

やはり破たんしてしまう。

年金や電力需給と同様、現行制度が破たんしてしまっているのであれば、部分的修正

ではなく、思い切った制度変更をする事を考えなければ仕方がない。

7LDKの家を部分的に潰して暮らして行くのは、不経済であり、合理的でもない。

しっかりした未来予想図を描ける人たちの英知に従って、暮らしを変える必要がある

様に思っています。

44歳の私が生きている間には問題にならないかもしれませんが、子の代には必ず顕著

になるでしょう。子や孫の代に借金を残すな・・・と言うのは、分散居住と都市集中に関し

ても同様なのだと私は思います。

だからこそ、場当たり的な工事の乱発に憤りを覚えるのです。

|

« 近鉄内部線廃線・・・ | トップページ | シャープがんばれ・・・ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 近鉄内部線廃線・・・ | トップページ | シャープがんばれ・・・ »