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噴水 

セブン&アイ・ホールディングスが、「総合スーパー(GMS)の一大改革」に乗り出すらしい。

イトーヨーカドーさんはダイエーがダメになった時には勝ち組に居たのに、と思うと時代の

変化は大変です。

そもそも小売業が作る付加価値とはどんなものなのでしょう。パート比率を上げて人件費

を削減することと、大量仕入れ&セルフ販売の低コストモデルを廃して接客重視に変更す

ると言うのが目玉らしい。

低価格の実現方法を見直すと言う事ですので、低価格は維持しながら、接客レベルも

上げようと言う戦略の様ですね。

さて巧く行きますか?

なんとなくパナソニックやソニーと言った家電メーカーと同じ匂いを感じるのですが・・・。

消費者の動向をうまくキャッチ出来なくなり、全方位でニーズを網羅しようと努力してし

まい、結果として価格も含めたニーズと商品群の乖離が顕在化してしまう。。。

自動車や家電、小売業など、情報がこれほどスピーディーに伝わる時代では、消費者

の「夢」に働きかけて消費意欲を刺激するスタイルでの事業が大変難しくなっているの

でしょうね。

引き続き「夢」を売るのか、それとも商品構成、新製品開発スタイルを変更するのか・・・。

トヨタの「ハチロク」や、ホンダが軽のスポーツカーを売り出すなんて言うのも、見失った

「夢」がどこにあるのか探りを入れている図だと思います。なかなか苦戦している様です。

可処分所得や生活スタイルが世代間で随分差が出てしまっているので当然と言えば

当然の結果かな。

欲しい物が十人十色の時代だと、万人受けするヒット商品なんて言うのは出ないのかも

知れません。音楽でミリオンのCDが出なくなったと言うのが分かりやすい例かな。

アーティストは努力して、毎年いい曲は生み出されているのだけど、それがセールスと

結びつかない・・・。ミュージシャンも大変ですよね。

噺家さんなどは何十年と修行して、ごく僅かな方が名人上手と呼ばれる訳ですが、そう

なるとテレビなどのメディアの露出がギャラ等の関係で減るので、更に狭き門になって

行く。

売上やシェアを追った「牛丼戦争」は勝者なき消耗戦と呼ばれています。

価格はもっとも明確な付加価値のモノサシですが、企業活動には当然に利益が必要で

利益が無ければ、活動する力が弱まって行く。伊那食品・塚越さんは、利益は企業活動

のうんこだと言いますが、それは「活動」から見た姿です。塚越さんは企業は永続しなけ

ればならないし、その中で社会的役割を果たすものだともおっしゃっている。

 各企業、各業態がそれこそ漠然と付加価値創造方法を考えるのでなく、時代、風向き

がコロコロ変わるのでしっかりと性根を据えて考え続けなければならないのでしょうね。

我が不動産業界で、昔はアパートを建てたら入居者さんが自然に集まった。だけど今は

空室が当たり前になってしまった・・・と良く言われます。飽和状態で、今まで問われなか

た「大家さんの経営手腕」が求められる時代になってしまっているんです・・・。

少子化、高齢化・・・の日本は典型的な「成熟社会」です。さて、「成熟」の次は衰退なの

か、それとも「何か別のステージ」が待っているのでしょうか。私は成熟社会の次のステ

ージは、更なる上昇の図よりは、一旦落ちて、また3丁目の夕陽の時代からリターンズと

言う道のりになりそうに思います。それが短期間でやってくるのか、真綿的なのか・・・

分からないけれど。

一度味わった豊かな暮らしを棄てて、またやり直すのは苦難を伴いますね。

バブル経験者と、バブルを経験していないこれからの若者は「夢」の持ち方が全然違い

ます。

そう考えると、日本の1億の民を商売相手にするよりも、全世界の「夢の数がまだ少ない

人たち」を相手に豊かな暮らしを提案する方が、商売としては堅そうです。

内向きではどうしても限界がある。

民の欲望を噴水に例えると、低いところは径が細くて捕縛しやすいけれど、傘が開いた

後は捕縛なんて出来ないもの・・・。

ガラパゴスを納得している様では未来がない。

新しい血や地を追い、葉や幹を茂らすのでなく、地に根をはやす努力が必要なのでしょ

う。出来るかな~。日本。

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