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カンブリア宮殿・・・角上魚類 社長 柳下浩三さん

本日 (24・12・20) のゲストは角上魚類の社長さんである柳下浩三さんです。

お魚好きは言うに及ばず、魚嫌いの私でさえも角上に行くのは楽しいと感じさせるお店です。

『ご近所にスーパーなどがあっても魚だけは角上さんに行きたい』、『角上が近くに出来て、

角上の魚を知ってしまうと各ご家庭の魚料理が増える』とまで言われると番組では表現さ

れておりました  

角上魚類さんは年商227億円。新潟~関東近郊に22店舗を持つ魚屋さんです。

年間1200万人の来店があるそうです。

日本は魚離れがどんどん進行中なのに、角上さんの売上は快進撃を続けています。

それは鮮度のいい日本海の魚を、その日のウチに持ってきて売る・・・。パックなどに入れ

るのではなく、陳列棚に直置きで対面販売をして売るスタイル。活きの良さが実感できるか

らなのだそうです。

番組では、『角上さんが魚離れに打ち勝つために・・・』と戦略をまとめてくれました。

①活きの良さが売り。

スーパーだと地方市場で1日、築地で1日・・・1日から2日かかって店頭に並びます。

ところが角上は地方市場で買い付けたらその日のウチに店頭に並んでしまう。

魚の販売においてはこの差は大きい 

②親切すぎる対面販売。

店員さんが食べ方を教えてくれたり、どういう料理をしようと思っているのか?などを

尋ねてくれて、その食べ方に合う魚を選んでくれたり・・・これはよく見かける光景です。

そして下したり下ごしらえを無料でやってくれるんです。

③厚々の熱々。

寿司コーナーの厚々のネタ。惣菜コーナーの熱々の各お惣菜。魚のプロが作る寿司や

惣菜はめっちゃ美味しい  魚嫌いの私でもここの寿司は大好きですし、店頭で焼い

ているホタテやイカなど・・・やっている日はラッキーと思って食べてしまいます。

角上魚類さんの創業は45年前。元は新潟で魚の卸業をやっていたそうです。

ところがスーパーの台頭で顧客の魚屋さんがどんどん潰れた。

魚の卸では商売できないと考え、ならば卸値のまま消費者に直接販売しようと思い立

つ。卸から小売りへの転身です。1984年に関越道が一部開通。客を待つのではなく、

売りに行けばいいじゃないか・・・と言う事で、高崎、埼玉、東京へと進出して来たそう

です。そして今や22店舗を持つに至ったと言うことですネ。

日本海は太平洋に比べて魚種が多いから、お客さんが毎回お店に来るとワクワクが

ある店舗が出来ると柳下さんはお話しされておりました。

関東でこれだけの魚種を扱っているのは角上さんだけ  

これがお魚好きの消費者さんを喜ばせるんですよね。かつ新鮮で美味しいんだから。

魚屋さんと言う商売はプロの柳下さん曰く、大変に難しい商売だそうです。

一番難しいのは鮮度。

その為に社長の柳下さんもバイヤーの一人としてセリに参加しているそう。 

1日190トンの取引がある新潟市場でのとある風景が放映されました。

この時期美味しい甘エビには一切手を出さず、スルメイカを大量買いしているシーン。

甘エビは売れ筋なのだけど、この日は通常価格の3倍の値段だった。一方でスルメイカ

は大量に入って安かった。それでいて鮮度も最高。大量に買い付けても22店舗の店長

さん達が、店頭で、刺身で惣菜で売りきってしまうんです。新鮮なものを安く仕入れる。

スーパーではこうはいかず、バイヤーさんに売れ筋の品を発注するのでどうしても高い

物や良くないモノも仕入れる傾向にある。角上さんが仕入れるのは安くて美味しい魚だ

け。これは消費者の側にも問題があって、スーパーで魚を買う場合は、既に買おうと決

めた魚を買いに行くので、売れ筋や定番品をスーパーは置かなきゃなんない訳です。

角上さんの方は、魚好きの消費者がどんな魚があるかしら?とワクワクして買いに行く

ので消費者も何を買おうか決めていない。店員さんとの対面販売で薦められた魚を

買っていく・・・。確かに角上さんのお店に行くと、魚嫌いの私では見たことや聞いた事

のない魚もいっぱい売っていますからね。

さてさて・・・この差が廃棄ロスの差になって現れます。

柳下さんが魚屋さんは難しいと言われる通り、スーパー平均での青果の廃棄率は

3.1%に対して水産品は6.6%もあるのだそう。

角上さんの廃棄率は0.05%と驚異的な数値。

さきの柳下さんず仕入れた大量のスルメイカですが、刺身にしたりイカ大根にしたりと

店長が懸命に努力して・・・やりがいを感じて完売させているんですよ。

店長さんはリアルタイムでどの魚が売れているのか、また売れていないのかが分かる

システムがあり、対面販売で売れていないと見るやある魚は刺身や寿司にしたり、惣菜

にする。売りきる算段が店長に任されているそうです。

『廃棄は会社への背信行為』と言う社長の考えが徹底されているんです。

廃棄率が低いから、結果として消費者にも安く売れる・・・と言う事も言える訳です。

柳下さんは『日本一の魚屋さんを目指している』そうですが、日本一とは売上や規模で

日本一を目指しているのではなく、『質』の日本一を目指していると豪語されておりまし

た  

さてさて角上さんのPRタイムと言いますか・・・普段の光景が紹介されました。

今年大学を卒業して入社した今までお料理なんかしたことのない男の子。

8か月でなんとも見事な包丁さばき。イカを細く細くお刺身にしていました。

角上さんは人材育成に力を入れており、『角上魚塾』と言う研修制度を敷いて魚の捌き

方、包丁の使い方を徹底して鍛えているそうです。紹介されたのは各店のお刺身部門

のトップの方々がとある店舗にマイ包丁を持って集まり、更なる高みに登ろうと努力さ

れている姿でした。

教官さん曰く、より上手に捌く事が出来れば、お客さんにより安くいい商品が提供でき

るのだから・・・。技術に行きつく所はない。よりうまく捌けるように努力すべしとの事でし

た。先に紹介された新入社員さん。『アオリイカは硬いからここまで包丁を入れろと言っ

ただろう・・・』と指導されていましたもんね。大卒で門外漢の青年がこうして職人として

磨かれていくと言うのは素敵な事だなぁ~と感じ入りました。

さてさて恒例の村上龍さんの編集後記です。

収録前、柳下さんの衣装を見て、「ネクタイはしないんですね」と確かめた。すると、「持

ってないから」と言われた。正確には、持ってないのではなく、必要としなかったというこ

とだろう。だが、ネクタイを1本も持っていないというゲストは、番組開始以来、たぶんは

じめてで、かっこいいなと思った。角上魚類の功績と、その成功の要因は、新鮮でおい

しい魚を安く提供した、というだけではない。対面販売による買い物の楽しさと、丸ごと

の魚を提供し、わたしたちが生きものから糧を得ていることを再認識させた。昭和30年

代にあった暖かさへの、郷愁ではない。戦略に基づく再構築である。

角上魚類さんは朝や昼の番組でもよく取り上げられています。

魚嫌いの私でさえ、角上さんに行くとワクワクする。お寿司も美味しいです  

今は引っ越してしまって店舗が遠くなってしまったからなかなか行かなくなっちゃったけ

れど、10年以上前から、たまたま引っ越した先ごとに角上さんのお店が近くにありました

のでよく寄せていただきました。

美味しいモノに出会うとワクワクしますよね。

そんな人たちが角上さんの店舗にはいっぱい居ます。

お魚好きな方々がワクワクしている姿を眺めているとこちらも興奮してくるから不思議で

す。テレビ画面からもあのワクワク感がこぼれてくるから角上さんはよく特集されるので

しょうね。

道路網が出来たおかけで角上さんが日本海から新鮮なお魚を届ける事が出来るように

なり、高崎市の食文化が変わった  海のない県にお刺身文化が広まったと市長さん

から表彰されたんですって。

凄い会社だと思います 

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