« カンブリア宮殿・・・角上魚類 社長 柳下浩三さん | トップページ | 今年のビオラは失敗しました »

地震のハザードマップ・・・

政府の地震調査委員会が発表した2014年度の『ハザードマップ』です。

96958a9c93819595e0e3e2e3e48de0e3e3e

赤い程、30年と言う期間で見ると、震度6の地震が発生する確率が高い土地であると

言う図です。首都圏は震災以降の動きで軒並み赤くなってしまった・・・とのこと。

ロバート・ゲラー東大教授は、ハザードマップじゃなくてハズレマップだと言っていました

が、赤い色を増やしたことで警告はしていると言う事なのでしょうか。

ロバート・ゲラー教授は東日本大震災の震源域である福島沖は、実はハザードマップ

で危険とはされていなかったと言ってました。顕著な動きがなかった土地。実はそこに

も力が常時かかっていたのですが岩盤が大きな力を溜め込んでいた。だから大きな

地震になってしまったと話していました。科学的な観測をし始めた歴史が浅く、1000年

単位の地震の動向をまだ解明できていないとロバート・ゲラー教授は言っています。

東海地震は1970年代からずっと危ないと言い続け、その間、別の地域でどれだけ地震

が起こった事か。東海は東大が研究対象にしているそうで、そんなに都合よく大学の縄

張りで地震は起こらないと。

ピンポイントで、またごく限られた期間で1000年単位の地震を予知する技術、科学的根

拠はまだ得られていないと氏は言っています。

それを肯定すると、こうしたハザードマップは間違った効果を産みます。『科学の進歩』

の結果得られたデータ、つまりはこの赤い部分以外のところでは地震は来ないのだろう

と思いこんでしまいます。東日本大震災など『危険』と言われていなかったから地震や

津波の想定が低かった。台風の予報円以外のエリアの方々が台風に備えようとしない

のと同じ感覚になってしまって被害を拡大させた側面があると指摘しています。

時間的にも地理的にもピンポイントで指摘出来ればいいのですが、それが出来ない現

状で期待される地震予知の効能は、地震が発生した時の被害の最小化ではないのか?

とゲラー教授は指摘しています。だとすると、抜け穴だらけのハザードマップは、却って

赤以外の土地の危険を煽る図になっていると言っていました。

だから・・・赤の地点を増やしたと言う事なのでしょうか。

この図は都道府県単位で塗り分けられていますが、ゲラーさんは地球や地震は都道府

県の別なんて知らないですとも言ってましたね。

結局、太平洋岸の人口密集エリアはほとんど赤くなっており、全国どこも危険だと言う事

で責任を果たした気になるのであれば、日本海岸は本当に大丈夫なのでしょうか?

ゲラー教授が言うとおり、プレートの力が常時かかっている日本においては、少なからず

地震の危険があり、その備えを忘れてはならないと言う事こそが研究者の良心なのでは

ないでしょうか?

今の原発の活断層かそうでないか・・・と言った100m単位の是非と言うのはあまり意味の

ない話しの様に思います。

危険な施設は耐震想定や津波の想定を厳密に行い、それに耐えうる施設は作ることが

出来るとゲラー氏は言ってます。ただしそれには大きなコストが伴います。都道府県の

別を地震は気にしないのと同様、コストに関しても地震は関知しない。ただそれだけの

こと・・・。

上の表の震度6と言うのも微妙な震度だと思いませんか?建築基準法上の想定だから

おそらく震度6にしているのでしょう。木造の新築は震度6に耐えられる構造で設計され

ています。ただ『耐えられる』が微妙な言葉で、普通は耐えられると言うと建物が壊れな

いことを想定しますが、実はそうではなく、被害は出るが家がペチャンコになって圧死し

ないレベルを『耐える』と想定しているのだそうです。

『えっ 』と思いませんか。そう一級建築士さんが講義するのを研修で受けました。

それが震度6と言う値だと。

上の表は『赤い』地域以外の方々に安心を告げる表ではなく、全国大半の地域が危険

ですよ。備えなさいよ・・・と言う図であること受け止める側でしっかり意識しないといけな

い図なんです。

赤くないから安心・・・と思っちゃうと被害が拡大する。地震のハザードマップはちゃんと

説明しないとかえって危険が増大する図だと言う事です。

|

« カンブリア宮殿・・・角上魚類 社長 柳下浩三さん | トップページ | 今年のビオラは失敗しました »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カンブリア宮殿・・・角上魚類 社長 柳下浩三さん | トップページ | 今年のビオラは失敗しました »