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カンブリア宮殿・・・リンガーハット 代表取締役会長兼社長 米濱和英さん

本日のカンブリア宮殿のゲストはリンガーハット 代表取締役会長兼社長の米濱和英さん

です。

リンガーハットと言えば赤いトンガリ屋根に鐘のお店、そう長崎ちゃんぽんのお店です。

私もちゃんぽんが好きで時々、リンガーハットでちゃんぽんをいただいています。

リンガーハットさんは従業員・9300人、売上は346億円。店舗数も528店舗あるそうです。

私の初リンガーハットは30年前。となり町の出来たお店にわざわざ自転車で出かけて行っ

て食べた記憶があります。

ちゃんぽんは、炒めると言う作業と、煮ると言う作業の2種類が必要な麺類で、実はこれが

なかなかに難しい。前食べたお店は美味かったのに、ココのお店は美味しくない・・・と言う

場合、この作業のミスが大半なのだとか。

調理師数人で鍋を振っても調理ミスやお客さんを何十分も待たせてしまう・・・と言うのが

ちゃんぽんをメイン商品に据える難しさ。

そこで今ではスライド式調理マシンを店内に設置。ちゃんぽんの調理を簡単に出来る

システムを作って均質化した訳です。

サイゼリアがバイトさんでも均質の味が出せるように・・・と言うのと同じ発想ですね。

リンガーハットさんでは調理用の機械は生産技術研究所があって全部自社で使い易い

モノを作っているそうです。500店舗もありますので自社で作った方が便利で安いもの

が出来るのでしょうかね。。。

1974年に1号店がオープン、2000年に東証一部上場、2005年に社長交代するも、2007

年に一億円を越える赤字を出して、米濱さんが社長に戻る・・・と言う社史なんだそう。

2005年にクーポンだなんだとマクドナルド戦法を真似たのですが、これが失敗。

社長に復帰して半年で赤字店50店舗を廃止し、併せてクーポンの取り扱いを辞めた

との事でしたね。確か、この頃、チャーハンの味がとても悪くなって私もほとんど利用

しなくなりました。

次に米濱さんが打った手が『国産野菜』オンリーに・・・。毎年13,000トンの野菜が必要

ですから生産農家の確保が大変だったそうですが、見事に開拓に成功し、『国産野菜』

を武器に100円値上げして売り出した  

これはリンガーハットから離れた消費者を呼び戻したんでしょうね。ちゃんぽんに入って

る野菜ってもともと葉モノとモヤシだから実は国産だったでしょ・・・と思わないこともない

ですが、100円値上げした事と国産を売りにしたことで、リンガーハットも反省をして、お

おもとから創りなおしたんだなぁ・・・と告知する効果があったように思います。

脱デフレを実は早々にやっていたんですよね。リンガーハットは。

これでまた上り調子になったと思いきや・・・。実は2012年は営業利益で1億8000万減に

なってしまった。

米濱さんは定番品のちゃんぽんと皿うどんの『値下げ』はしないものの、1コインで食べら

れる商品も欲しいと言うことで、『海鮮とくちゃんぽん』と言うモノを新橋の店舗で500円で

試験販売をし、上々の成績だったので3月から全国販売をするらしい。

そのほか、セルフにする事で60円引きとしている実験店舗や、丸亀製麺みたいにオープ

ンキッチンにすることでわくわく感を演出することも考えているとのこと・・・。

あのマクドナルドの売上が奮わなくなり、原田氏が『何か変わった』とぼやいていると

村上さんがお話ししたところ、米濱さんも去年から消費者の意識が変わっているのでは

と感じるとおっしゃっておられました。

それが消費意欲の減退なのか、それとも本当にオカネがないのか・・・。

震災の影響もあり、蓄えの方にオカネが廻っているのかな・・・と米濱さん。

『値ごろ感』が変わったのでしょう・・・ 

でも、『値下げはダメ』。値下げとはプライドを失うことだ。安い商品を新しく作るのなら

ばそれはイイ。。。

海外展開も考えているそうで、現在は9店舗ですが、2020年には海外で半分を稼ぐま

でに持って行こうと考えているとのことでした。

なんとそのために米濱さん、英会話の勉強を始められたそう 

恒例の編集後記です。

ちゃんぽんは、わたしの故郷の料理で、さまざまな記憶と結びついている。そのほとん

どすべてが「幸福な思い出」だ。長崎空港に降り立ち、鏡のように静かな大村湾と、あ

の「とんがり屋根」の店舗を見ると、帰郷を実感する。


米濵さんとのやりとりは、最初からリラックスできて、心暖まるものになった。育ちが同

じ長崎県で、幸福な記憶につながる「ちゃんぽん」がおもな話題なのだから、当然だ。

米濵さんは、従業員に「がつがつするな」と諭すらしい。それは、利益よりも善悪を優

先し、何よりも顧客に喜ばれることを目指し、農業や水産業、そして外食産業の発展

に貢献したいという、シンプルで、かつ正しい戦略に基づくものだ。

『値ごろ感』と言うのはとても大事だと思います。

牛丼の値下げ競争は結果、外食全体に消耗戦を仕掛け、質を犠牲にし過ぎたことか

ら、消費者が外食に嫌気がさしたのではないかな。

コンビニやスーパーで中食にスポットが当たったり、内食回帰傾向があったり・・・。

健康ブームで外食はダメなんてなことも盛んにPRされていますしネ・・・。

消費者の心はウツロイやすいので、潮目がいつ変わるのでしょう。

その間も繋がなきゃいけないから、低価格商品をラインナップに加えると言うのは一時

的にはいいのだろうけれども、また外食全体で消耗戦が始まるとそれは良くないとも思

う。

外食チェーン全体が消費者の『値ごろ感』がどこに行ったのか見失っている時代。

今の外食産業は難しい。

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